……何を聞いていたんだろう
第十四章
俯いたまま、あいつは何も言わなかった
あいつは何も言わなかった
なんて言ったらいいのかわからないような顔をしていた
そういうと、ふっと笑った
バレーボール部で優勝したときの代表の名前に書いてあった
そういうと、いつもの笑顔で笑った
まさか一緒の学校だったとは…
捨身で聞いたことが当たっていたようだ
2人で街灯の下を歩いた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。