『おはよ〜』
「…」
『えっ?』
ジュー🍳
『あなた…?』
「んあっ?駿」
『おはよ』
「おはよ」
『学校は?』
「まだ、もうちょっと時間あるから」
『ふーん』
「あっ、テーブルにあるの食べてて?」
『はーい』
「はい、これも」
『いただきまーす🥢』
…もぐもぐ
「どうっ?」
『うん、美味しい』
「じゃあ、もう少しで行かんと」
『もう、行くん?』
「うん、遅刻してまう」
『出来るだけ、早く帰ってきてなぁ?』
「わかったよ!」
『行ってきますのちゅー!』
「えぇ〜」
『やないと、行かせへん』
「はい、ちゅっ…」
『行ってらっしゃい』
「じゃっ、後でね」
『あっ、もしかしたら友達来るかも』
「えっ?あっ、うん」
『じゃあね!』
「うん、行ってきまーす」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!