高 「謙杜〜!」
長 「あっ、恭平くんやないっすか」
高 「何してたん?」
長 「服、買いに行ってましたけど」
長 「恭平くんこそどうしたんすか?」
高 「明日、みっちーが彼女連れてくるらしいで?」
長 「え⁉︎マジっすか…」
高 「うん、言ってた」
長 「どんな子っすか?」
高 「多分やけど皆んな惚れる…」
長 「えぇ〜!」
高 「あっ、でも大吾くんは分からへんなぁ」
長 「そうですよ!彼女居ますもん…」
高 「良いなぁ、彼女!」
長 「俺も欲しいっすよ!」
高 「俺良いこと思いついてん」
長 「え、なんすか?」
高 「みっちーから彼女取ってみる…」
長 「いや、流石にヤバイですって」
高 「みっちーってふわふわしとるやん?」
長 「いや、まぁそーっすけど」
高 「せやから、取ったらどーなんねんなぁって」
長 「ヤバイですって」
高 「まぁ、謙杜も好きになったら言ってや?」
長 「えっ…」
高 「 手 組もう?」
長 「まっ、考えときますわぁ!」
高 「じゃっ!」
長 「おやすみでーす!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!