事が終わるとまた元通り
ただの友達のように戻る
のは私だけらしい
『、、、、、』
無言でスマホをいじる私の横に
や「何見てんの」
アイスを食べながら座るやまと
『別にやまとに関係ないじゃん』
『彼氏でもないのに』
自分の気持ちがバレるのが怖くて
冷たく当たるのはいつもの事
や「確かに彼氏じゃないけど」
や「ただの友達でもないじゃん?」
『ま、、、そうかも、ね』
、、、そんなこと言うのずるいよ
そんなただの友達じゃない私たちには、たった2つのルールがある
1.口外しない
あくまでもやまとは有名人
やまとのためにも、私のためにも、これは大切なルール
そして、
2.相手の恋愛に口出ししない
どちらかに恋人が出来たらこの関係は終わり
それほど脆い関係
このルールが私たちを苦しめるなんて
この時はまだ、知る由もなかった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。