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第48話

空間
文化祭当日。
相澤 舞
あなた!あなた!やっとだよ!
あなた

はいはい、何回言うの?

舞、絶賛興奮中。


ついに、文化祭が開幕し私達の出し物の繁盛は


最高な盛り上がりだった。
舞はカメラマンで私は受け付け。
さっきから沢山のカップルや4、5人の集団が


おめかしして私の元へやってくる。
いいな、って思うばかり。


ラブラブそうなカップルを見ては頬が緩む。


私もああなれたらと思う。
それから昼になり私達はご飯を買いに行く。
中庭に出れば屋台が並んでていい匂いが漂う。


たこ焼き食べたい…


焼きそばもいいな…


フランクフルトも…!
こんなに沢山あったら迷うよ。
相澤 舞
あなた ~ 、決めた?
あなた

う ~ ん…

最終選択。


たこ焼きとフランクフルト。
よしっ、たこ焼き
あなた

すみませ ~ …

屋台の中で華麗なたこ焼きさばきの人。
数原龍友
いらっしゃ…あ!あなた!
あなた

龍友!あれ、たこ焼きだったの?

数原龍友
言ってなかったっけ?
あなた

聞いてないよ!

数原龍友
それはごめんな!
あなた

うん、たこ焼きひとつ下さい!

数原龍友
はいよ ~ 。
昔、大阪に住んでいたこともあって


たこ焼きの作り方は凄く慣れてて早い。


無駄のない動きでちょっとした列も出来始めてきた。
あなた

龍友、すごいね。

数原龍友
ん?そんなことあらへんよ。
たこ焼きに集中する龍友の顔はやっぱ、カッコイイ。


屋台の熱さと龍友のかっこよさが合わさり


私にはもう火傷。
数原龍友
はい!おまたせ!
あなた

わっ、ありがとう!

数原龍友
なら、また後でな。
私の心臓はドキッと高鳴る。


そうだった!


私、龍友と回るんだぁぁぁ♡
幸せ…
あなた

うん!

今日は龍友、私の、だもん。
お昼を食べ終えて教室に戻ると


クラスメイトの1人から
男子
お!堀田 ~ 。
あなた

ん?

男子
さっき佐野が探してたぞ?
あなた

玲於?

男子
おいおい、お前らそういう関係か ~ ?
あなた

えっ、

この人の何気ない発言のせいで周りはザワつく。


最悪っ…


玲於とは仲良いけど決してそんな関係じゃっ…
男子
まじ ~ !
仲良いもんな、お前ら!
あなた

違っ…

女子
えっ、玲於くん付き合ってるの…?
女子
あの人と?
男子
そうみたいだぜ ~ 。ドンマイだな。
女子
え ~ 、玲於くんフリーだと思ってたのに。
そんな…言い方しないでよ。


大体、初めから貴方達のものじゃない。


玲於は。
そんな彼女たちにイライラして
あなた

玲於とは付き合ってないっ!!
好きじゃないし、変な誤解しないでっ!!

ついつい大声で叫んでしまいその場はシンと静まる。


だから、嫌だったのにっ…
女子
玲於くん…
男子
彼氏登場か…?
そういう男子の言葉が耳に入り


後ろを向いて
あなた

付き合ってない…!

その隣には玲於がいて…
悲しそうな顔をする。
あなた

玲於っ…

私達の空気だけになるように周りはさっきの空間に


溶け込んで行った。


私達だけ。
私達だけの空間。
佐野玲於
…やっぱ、今日辞める。
あなた

なんで…?

佐野玲於
…ガッカリだから。
そう言うと出し物の裏に入っていった。
どうしよ、私、変なこと言っちゃった。
玲於にまでどこかに行くと考えたら


いてもたってもいられなくなって
裏へ駆け込む。
そこには玲於だけしかいなくて
佐野玲於
いいって。別に。泣くなよ。
あなた

泣いてないっ…

佐野玲於
泣いてんじゃん。
私の目を指で指す。
その後に流れる沈黙は非常に居心地の悪い空間。
あなた

ねえ、玲於っ…ごめっ…

佐野玲於
ちょっと外行ってくる。
今日一日アイツと好きに使いな。
私のこと無視なんかしたことないのに。


ずっとずっと私の話、聞いてくれたのに…
今は完全玲於は私を、無視する。
うっ…


もう、どうしよう。


傷つけるつもりじゃなかったのに。