無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第39話

変な感情
龍友side
よし、伝えられた。


バイト入ってまったらあなたと当分帰られへんわ。


ちょっと恋しい気持ちにもなる。うん、


だってずっと一緒に帰ってたんやで?


ちょっとは寂しい気持ちにもなるやろ。
ブレザーのポケットには分厚い布。


いつもはこんなの入ってへんから違和感。
上から触れてみると
数原龍友
あ、貰ったやつ。
泉ちゃんから貰った青いハンカチ。


はぁぁ、幸せ。


両思いになれて…


けど、付き合うことは出来へんのやで?


一番辛いはぁ…


ってか、最近あなたも辛そうな顔をよくする。
一緒に話しててもどこか上の空やし。
一言で言えば  変わった  。
モヤモヤしながら玄関で靴を履き替えとったら

prrrrrrrrrr

見るとバイト先からで
数原龍友
はい!もしもし!数原です。
店長
あ、龍友か、ごめんな。急に。
数原龍友
いえ、大丈夫っすよ?
店長
実は、店さ、今日俺の家庭の都合で
休みにすることにしたんだけど…。
数原龍友
なら、バイト無しってことっすか?
店長
悪いな!ほんと。
ちゃんとお詫びはするから。
数原龍友
ああ!いやいや、そんなもんいらねっすよ!
店長
そんな訳にはいかない。
また、…明日?かな、その時な!
数原龍友
了解です!
ありがとうございました。
店長、子供が2人目もうすぐ産まれるとか言っとったし
多分、大変なんやろなぁ。
なんや、一緒に帰れるやん、


最近、暗くなってきてあなた1人は危ないしな。
あなたのおる教室まで行くことにした、
どんな顔するやろなぁ…


嬉しがるかな。


いや、それはない、


あいつ今ちょっと辛そうやもん、


あ、それを変えるのが僕??
ちょっと痛い心の中。


一人で何してんやろ、笑
数原龍友
あ、ついた。
前側のドアから脅かしたろ!


ゆっくり近づいて、あなたの姿を探すために


ドアの窓から覗いた。
数原龍友
はっ…、
何してんの?


あいつら、


まって、理解出来へんのやけど。
僕が見たもの。


それは、二人がキスしてたところ。


もしかして、できてたん。あの二人。
やで、いつも帰る時辛そうなん?


玲於と一緒に帰りたいのに僕と帰らなあかんで?
…なんや、言ってくれればいいのに。
数原龍友
嫌なもん見たわぁ…
そう言いながらも目が離せない。
酷く僕の心臓がドクドクと波打つ。


不思議やな、この感覚。


泉ちゃん見てる時と違う胸の高鳴り。


嫌や。


あなたはまだ早いねん。


僕が守らんと…って、だから…


僕はあいつの保護者じゃないわ…
変な感情や。


玲於ちゃんとあなた見てたらいっつもこの感情になる。


なんやろ、
数原龍友
裕太くんに相談してみよ…か。
Uターンして、覚束無い僕の足と手を動かして
電話を取り出し、裕太くんに着信を入れた。