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第54話

6年後
24歳の私。
あなた

いらっしゃいませ!

夢だった美容師になりました。
お客様
今日もお願いね ~ !
あなた

もちろんです!

こうして常連の方が私を指名してくれるまで来た。
長かった髪の毛もバッサリ切ってボブにした。


周りからの反響がすごくて嬉しい。
あなた

ありがとうございました!

最後まで見届けて店内に入る。


なんか、最近、毎日が楽しい。


何かいいことでもあるんじゃないかってソワソワする。
片寄涼太
あなた、最近調子いいんじゃん!
あなた

え!ほんと?そう見える?

片寄涼太
うん!見える!
あなた

嬉しい!

片寄涼太
何か嬉しいことでもあった?
あなた

いやぁ、

この人は片寄涼太くん。


私の新人の時から一緒なの。
片寄涼太
男絡みやな?
ふと出る涼太くんの関西弁には


いつも胸を踊らせてしまう。
だって、忘れたことないよ。


今も。


あの頃の私達のこと。
あなた

言えないっ!

片寄涼太
うわぁ、あなたにはまだ早い!
あなた

もう24だよ?大人だよ!

片寄涼太
ん ~ 、白っていうか。
汚れがないんだよね、あなたって。
あなた

ええ、嬉しい。

片寄涼太
だからっ…
白濱亜嵐
お ~ い、何話してんの!
君たち仕事は?
やばっ。


白濱亜嵐さん、


ここの美容室の店長。
片寄涼太
いやぁ、今ちょうどたまたま!
話してたところです!
あなた

そ、そうですよ!

白濱亜嵐
へぇ…?
その大きな目で睨まれると穴があくっ!
そして、今日一日のシフトは終わり
あなた

お疲れ様でした ~ !

夜の道にでた。


はぁ、変わらないこの匂い。


9月中旬の独特な匂い。
浮かんでくる思い出。


やっぱ、引きずる系かな、私。
玲於の言ってた通りだ。
私の住むマンションに着き、ポストを開けると


" 同窓会のご案内 "


えっ、嘘!


あ、高校のメンバーだ。


なら、龍友も…?
あなた

やった…

まだ、気持ちを出さずにちょっとだけ喜んだ。
いい事見っけ。