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第46話

心の中
龍友side
数原龍友
そうやった…あいつ、玲於と
すっかり忘れとった。


あなたは玲於が好きなんや。
付き合っとる。


なのに、僕変なことしたわ…
今日は完璧、自分の失敗。


誰も恨んだりしいへん。
1人寂しく道を歩く。
いつもなら隣にあなたがおってケラケラ笑ってる。


ちらっと子横目で見るけどただの白線。
最近、ように寂しく感じる。


あなたが隣におらへんだけで。


自分勝手なのは分かってんねんけどなぁ…
自分では気づいていないが


あなたが自分の心の中で大きくなっている。
数原龍友
ただいま ~ …
もう、着いたかな…


ちゃんと着いた?


ああああああああああ


なんでこんなにあなたのこと心配してまうんやろ…


嫌や。


モヤモヤしたないねん。


一気に晴らしたい。


この気持ち。
僕の手は迷うことなく携帯に向かう。
そして、電話。

prrrrrrrrrr

裕太くん。
中務裕太
なんや ~?
数原龍友
あ、裕太くん?
中務裕太
そうやけど。
数原龍友
相談あんねんけど時間ある?
中務裕太
…あるっ。
数原龍友
何怒ってんの。
中務裕太
今からマイロとアルビーと
戯れようとしとったのに、邪魔されたで。
数原龍友
ああ、それはごめん。
中務裕太
まぁ、いいけど、なんや ~ ?
数原龍友
モヤモヤすんねん。
中務裕太
え?
数原龍友
あなた見てたらモヤモヤする。心臓が。
特に玲於とあなたを見てたら。
中務裕太
はぁ…
大きなため息が電話越しで伝わる。


そんなに僕と話したくなかったん?
数原龍友
…なに?
中務裕太
龍友くんさ、早く気付かへんの?
数原龍友
中務裕太
それ、好きやん。
数原龍友
は!?
僕が好き!?


いやいや、泉ちゃんが僕は好きなんやで?


なんであなたなん?
数原龍友
そんなのあるわけないやろ!
中務裕太
んなら、玲於が好きなんか?
数原龍友
…それもまた違う!
中務裕太
モヤモヤ=好き!やで。
数原龍友
そんなの…ちゃう…
急に好きなんて言われて


はい、そうですか、ってなる訳ないわ。


動揺動揺。
中務裕太
泉さんと連絡取ったん?
数原龍友
いや、転校したばっかやし忙しいやろ。
中務裕太
電話。掛けてみたら?
数原龍友
え?
中務裕太
好きなんやろ?泉さんのこと。
ん?


僕、なんですぐ そう って言わへんのや?


いつもなら、頷くのに。


そんな所にもまた疑問をもつ。
中務裕太
なんや、違うんか?
数原龍友
いやっ、、好きや。
中務裕太
んなら、してみ?
数原龍友
分かった。ありがとうな。
中務裕太
うん、よしっ、マイロ ~ …アルビ ~ …
プチッと切れた電話。
泉ちゃんに電話…か…


昨日、行ってまったんやなぁ
ゆっくりと泉ちゃんの電話番号に手を近づけた。
そして、通話…
1コール1コールが僕の、心臓の速さより遅く感じる。
成瀬 泉
…はい?
数原龍友
あっ、泉ちゃん…?
成瀬 泉
うん、龍友くん、久しぶりだね。
数原龍友
うん、、そうやなぁ。
成瀬 泉
一日しか会ってないだけなのに
こんなに寂しいなんて…
寂しい…?


泉ちゃん、、僕と会えなくて寂しい?
数原龍友
…ホンマやなぁ。
成瀬 泉
どう?私のいない生活。
どうなんやろ…?


僕も寂しい?


僕、会いたいって思う?
自問自答するが答えは出てこない。
数原龍友
…寂しいで。
寂しいんや。


そうだ、寂しいんや。
成瀬 泉
ん、同じ気持ちだね。
数原龍友
あぁ…
成瀬 泉
もう、龍友くんに会いたくなった。
数原龍友
…早いなぁ!
成瀬 泉
早くないよ。
私達ずっと遠くに離れてるんだから。
今まではずっと隣だったけど…
ずっと隣はあなた…や。


泉ちゃんはいつも僕の後ろにいた。


隣じゃ…ないねん。
ああ、、ほら、またあなたの話になる。


もう、おかしいねん。


自分のことが分からへん。
数原龍友
学校、どう?
成瀬 泉
うん、やってけそうだよ。
数原龍友
ほんなら良かった。
ぎこちない会話。


今までこんなんじゃなかったのになぁ…
成瀬 泉
龍友くん?なんか元気ない?
数原龍友
え?
成瀬 泉
声が元気ないよ?
余程ショックやったん?


玲於にあなたが連れてかれて。
数原龍友
…んなことない。
成瀬 泉
そう?大丈夫?
数原龍友
大丈夫。
そろそろって所で僕達はばいばいして切った。
いつもは電話したくてたまらないのに


今はそんな気持ちにならへん。


泉ちゃんに会いたい会いたい!やったのに


今は…





























数原龍友
あなたに会いたい…