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第23話

期待しちゃう
やったやったやったやった…
あなた

やったぁぁぁ!!!

龍友からの返事。


" 行こ行こ!"




だって!!!
やばい、舞い上がって夜寝れない。


どうしよ、楽しみ。
晴れるといいな。
その後1時間はフワフワしたままで移動するだけにでも


鼻歌が零れる。
楽しみだなあ。


そう言いながら部屋の明かりを消す。


夜空に映る星は綺麗で夜を明るく照らしていた。
.
あなた

ちっこく ~ !

今日は終業式。


遅刻はまずい。
急いで支度して、家を出る。


駅に向かって電車に乗る。
やっぱ、この時間帯はぎゅうぎゅうで朝から疲れる。
周りは高校生やサラリーマン。


嫌だなぁ…


チョン…


え?
今、お尻…


チョン…

怖くなって振り向くと
数原龍友
おはよう、あなた。
あなた

龍友っ…ばかやろ。

触っていたのは龍友だ。


いやいや!!


何触ってんのって怒りそうになったけど


車内だし、やめておいた。
後ろでくすくす笑う声に私は何気に癒されてて


顔はニヤついているだろう。


自分でも分かる。


ぎゅうぎゅうに詰められる私達。


そんな時、
数原龍友
いいケツしとるわ。
耳元で囁く。
あなた

ばっ…///

思わず振り返ってしまって案の定向き合いの様子。


元に戻ろうと思うけどぎゅうぎゅうで動けないし。
数原龍友
パニクったん?
あなた

ばか!

どうしても元に戻りたくて必死に頑張るけど…無理で…
やっとの隙間で回ろうとした時。
龍友は私の腕を掴んで引き寄せた。
あなた

え…?

何が起こってるの?


夢?現実?
夢ならこの辺で起きるはず…


だから、現実だ!!
しっかり腕は掴まれたまま。
あなた

ちょっ…

数原龍友
動かんとき。このままでええやん。
そんなイケボて上から振り下ろさないで欲しい。


心臓はいくつあっても足りない。
あなた

でもっ…

数原龍友
ええの。動かんでええの。
ぎゅっと握る手は強まり、余っている左手で私の腰に手を回す。
私、馬鹿だから、


馬鹿で単純だからさ、


期待しちゃうよ?


しちゃうから…やめて欲しいんだ。
心ではそう思うのに体は素直だ。


龍友の温もりを欲しがっている。
ずっとこのままでいたいと。そう欲しがる。
やだなぁ、変態みたいじゃん。


今日、唯一この電車に乗ってよかったと感じた。