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第8話

接着剤みたい
"  さようなら  "
そうHRが解散すればまた騒がしくなる教室。
あ、今日、玲於と
あなた

玲於…?

話しかければ耳にヘッドホンを付けて帰る様子。
あなた

玲於?まって?どこ行くの?

佐野玲於
…帰るんだけど。
あなた

え、一緒に行ってくれないの?

佐野玲於
行かねぇし。
そういうと鋭い目付きで私を睨みつけ教室を出ていく。
まって、そんな思いで玲於を追いかける。


歩くのが早い玲於。
あなた

玲於っ、

よう呼んでも止まらない、
周りにキャーキャー女子が戯れる。


それを避けて、玲於に近づく。
やっと玲於の元に来たと思い、手を掴むと
面倒くさそうに私を見る。
あなた

ねぇ、なんで逃げるの。

佐野玲於
は?関係ないし。
今日は気分が乗らないだけ。
あなた

約束してたじゃん!

軽く口喧嘩が始まり、周りにいる数名は私達を見てる。
佐野玲於
気分が乗らねぇんだ。仕方ないし。
あなた

約束は約束でしょ。

佐野玲於
元はと言えばお前が変な事するからだろ。
あなた

何よ、変なことって…

佐野玲於
ストーカーみたいなことしやがってよ。
まじ気持ちわりぃ。
そう玲於に言われてプツンと何かが切れた。


繋がっていた手と手もプツンと落ちた。
ストーカー?


私が?


するわけないじゃん。
あなた

何それ。

佐野玲於
もうやめろよ。そういうの。
あなた

…玲於にはわかんないよ。

佐野玲於
は?
だめ。


泣くな。


ここで泣いちゃ、玲於が悪者になる…


止めて!
あなた

…私の必死な気持ち…わかんないよ。

自分を落ち着かせ、玲於に言った。
佐野玲於
分かるわけない。
俺とお前は違うんだから。
ド正論をぶつけられて何も言えない。


くやしいよ…


私だって。
あなた

…ごめん、もういい。

玲於から離れて教室に戻る。


その途中。
数原龍友
あなた?
呼ばれて振り返ると龍友がいて
数原龍友
なんで泣いてるん!?
泣かされた!?
本気で心配してくれて


優しい。


そんな龍友。


やっぱ、嫌いになんかなれない。
無理だ。
あなた

…なんでもないよ。
目にゴミが入っただけ。

数原龍友
ほんま?
あなた

うん、

数原龍友
今日、一緒に帰らへん?
あなた

いいの…?

数原龍友
あなたの気分やで。
また、そうやって私の龍友に対する気持ちを


離れさせないようにする。


接着剤みたい。
あなた

カバン持ってくるから待ってて。

数原龍友
おう、ちょっと居なくなるかも。
あなた

あ ~ 、うん。

少しの間でも泉さんと…か。


私の予想。
何から何まで辛い日。


助けてよ。


玲於。