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第30話

私の夏休み
お母さん
あなた ~ 、いい加減起きなさいよ ~ ?
夏休みが経過してもう3週間が経とうとしている。
あなた

分かってるって ~ 、

なんて言いながら私はまだベッドの上。
ジリジリと鳴くセミはやっぱ、居心地悪い。
夏嫌い。
やっと体を起こして髪の毛をかきあげた。
そろそろ髪切らないと…


なんて思うけどここまで伸ばしてきたから勿体なくて


結局切れない病にかかってて


立ち上がり、カレンダーをみる。
あなた

あと、2週間…

刻々と近づく二学期。
会える日が近づいている。


嬉しいのに、嫌だ。


龍友が悲しむことが目に見えているから。
9月に泉さん行っちゃうんだよ。


転校しちゃうんだから。
どうしても龍友には言うのを拒んでしまう。
溜息をつきながら下に降りると
呑気にお母さんはテレビを見てる。
椅子に座って携帯を見てたら
お母さん
あなた、ずっとこの生活じゃ駄目じゃない?
あなた

何?

お母さん
遅起きでぐうたらしてさ。
あなた

だって、誰も予定合わないんだもん。

遊びに行きたいよ!


行けたら行ってるし。
今、舞は海青くんと旅行行ってるし


玲於もダンスで忙しい…
あれ、待て?
まだ、希望の残る人。
あなた

いた!

お母さん
家から出なさいよ ~ 、今日ぐらい。
あなた

はいはい。

そう言われてLINEを、した。


「 龍友 ~ 、暇?? 」


はぁ、暑い。


『 暇 』


と来たと思いきや


『 じゃない 』


なんやねん!!とツッコミそうになったけどそっと


心の中にしまった。


「 そうなの? 」


『 なに、なんかあったん? 』


「 遊びたいなって。 」


『 多分無理やわ。ごめんな。 』


ああ、お母さん私は夏休みずっと家にいるかも。
だけど、やけに素直な龍友。


いつもなら暇じゃなくてもおちょくってくるのに。


無駄にLINEも静か。


「 もしや、体調悪い? 」


なんて聞いてみるけど返信は遅い。
5分経って


『 バレた? 』


ほら、やっぱ。


「 熱あるの? 」


『 ん ~ 、38.8って高いん? 』


またツッコミそうになった。
そうだ、この人体調崩さない人だった。


「 安静レベル 」


『 相当? 』


「 LINEなんかやってる暇無い! 」
「  病院行ったの? 」


『 一応 』


「 分かった、待って 」




お見舞い行くと伝えようとしたのに
打とうとしたら画面は真っ暗に。


あ、、充電し忘れていた。
ま、とりあえず買い出しだ!
龍友の家まで電車と歩きで向かう。
築20年のまだ新しいアパートらしく


結構気にっているって聞いた。
結構早めに着いたな、なんて思いながら


緩む頬を引き締めてインターホンに手をかざすと
成瀬 泉
あれ、あなたちゃん!
あなた

え?