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第6話

友達
火曜日。


なんにもない日。


カレンダーを指でなぞり来週の月曜日を指差した。
あなた

はぁ、

私の可能性は月曜日だけなのに。


他の曜日なんて会えるか会えないかわかんないもん。


会えない確率の方が断然高い。


けど、
私はいつもより遅く学校へ向かう。
相澤 舞
あ、きたきた!おはよ!あなた!
あなた

おはよ、舞。

相変わらずの玲於はまた遅い。
本当に生徒会か?


最近、疑うようになってきた。
相澤 舞
今日、玲於と放課後会うんだって?
あなた

なんで知ってるの?

相澤 舞
玲於が言ってたから。
あなた

玲於が?

それをどうして舞に言うのか


理由は定かではないが舞にこの極秘任務がバレているのも確か。
相澤 舞
あんた達、悪いねぇ。
あなた

し、仕方ないの。私の為。

相澤 舞
なんて言っちゃって、数原の為でしょ。
それぐらい知ってるんだから。


と、胸を張る。
あなた

舞にはお見通しか。

相澤 舞
舐めてもらっちゃ困るよ?
あなた

はいはい。

HRのチャイムの前にギリギリで入ってきた玲於。
相変わらずの寝癖。
あなた

玲於、寝癖凄いよ。

隣にねむそうに座る。
佐野玲於
うるせっ。
ほんっと、朝は機嫌悪い。
.
昼食の時間。
相澤 舞
あなた!ごめん!
今日お弁当じゃないんだ!
いつも自分で作って食べている舞。


珍しいなぁ。


忘れるなんて。


寝坊したんだとか。
あなた

うん!学食行こ?

相澤 舞
うん。ありがとう。
私達は学食へ。
沢山の人集り。
1年から3年一気に押し寄せるこの空間は苦手。
そんな中。
あなた

龍友、

人で溢れている中、見つけたのは龍友。
あなた

龍友!

ちょっと声を張るとどこから呼んでいるのか探している龍友。
かわいい。
近寄って、龍友に話しかけようとした。
近くに寄った瞬間。
数原龍友
泉さん!
あなた

え…

後ろにいた泉さんに話しかけた龍友。
足も手も何もかもが止まって龍友を見つめる。
泉さんはもう後ろ姿からもわかるほど美人。


もちろん、顔も美人でスラッとしている。
その二人が話す空間は私が龍友と話す空間とは掛け離れている。


悔しい…


辛い。


離さないで?


そんな独占欲が湧き出てきて
あなた

っ…

放課後調べようとしている泉さんのことも。


何故か嫌になって
これは自分の為でもない。


ただの、自己満足。そのものだと確信した。
目から伝わる涙。
龍友と泉さんが話す度奥から滲み出る。
はぁ


また、思いは遠のくばかり。
佐野玲於
おいっ、
急に手を取られ足をおぼつかせた。
あなた

玲於!?

佐野玲於
何一人で泣いてんだよ。馬鹿。
目は合わせない。
あなた

つい…

佐野玲於
ったく。だからほっとけねぇ。
え?


何?


人混みで聞こえない。
あなた

なんて?

佐野玲於
なんでもねぇ。
そうはっきり聞こえた。
やっぱ、玲於からも呆れられてる。
はい、座って。


と、座らされた。
相澤 舞
あ!いた!あなたどこ行ってたの。
あなた

ごめん、

相澤 舞
いいけど、ってなんで泣いてる?
あなた

舞っ…

前に座る舞。


その横に座る玲於。
佐野玲於
おい、猫背。
言われてピンと伸ばす背筋。


はぁ、恥ずかしい。


狙われた。


玲於くすくす笑ってる。
あなた

笑わないで。

佐野玲於
わりわり。
相澤 舞
さ、食べよ!あなた ~ 。
買ってきてくれたパン。
何があったの?とは聞かず


二人は黙々といつもの様に口に運ぶ。
良かったな、この二人が友達で。