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第36話

切り替えの早い
それからというもの、龍友は普通に接してくれてるのに


変に私が意識しちゃって困らせてる。絶対。


絶賛、目の前に座ってますのが数原龍友。


休み時間も残りわずかとなりつつ、まだ滞在。
数原龍友
なあなあ、最近冷たない?
ここまで言われちゃ…ねぇ…?
あなた

そ、う…?

数原龍友
前のあなたちゃんはどこ行ったん ~ ?
なんておでこに手を当てて探すふり。
あかん、可愛い。
あなた

ここにいますよ ~ 、って。

数原龍友
今おるあなたちゃんは冷たいです。
あなた

そんな事ないよ。

あと2分なのに。


怒られないのかな。
まぁ、1名不機嫌が隣にいますよ?


もう、気配がほかの人たちと比べもんにならない。
異様な雰囲気を漂わせている男。
佐野玲於
おい、もう戻れ。
佐野玲於。
数原龍友
玲於ちゃんは静かにしとって。
佐野玲於
は?
龍友、最近、玲於のことちゃん付けするようになった。


何故かは知らない。
数原龍友
なぁ、あなた。
僕のこと嫌いか?
あなた

へ…?

あの時、キッパリ失恋して


今もダラダラ引きづっている人に言います?それ。
数原龍友
嫌いなん?
そのつぶらな瞳。


私に穴が開くんじゃないかぐらい見つめてくる。
あなた

…えっと、あ!!!もう時間だよ!

数原龍友
はっ!?ちょっと、
龍友の背中を押して廊下に出し戻らせた。
ああされちゃ言えない。


好きだっていえば何かなる?
席に着けばにこやかな玲於。
あなた

何ニヤついてるの?

佐野玲於
やっと虫がいなくなって清々した。
あなた

こら、

佐野玲於
あいつ、嫌い…
玲於は机に伏せて小声で言った。


5歳児みたいな言い方。


んんんっ ~ 、今のはちょっとキュンときた。
あなた

そうなの?

佐野玲於
なんだよ、玲於ちゃんって…
あなた

ふふっ、可愛いよ。

佐野玲於
やめろよ。
あなた

私も呼ぼうかな。

佐野玲於
おい、お前は玲於でいいの。
あなた

ええ

ばっと起き上がって
佐野玲於
お願い…そうして?
か弱い声で言ってくるもんだからさぁ!!


わ、私だって、落ちますよ?
あなた

…分かった、!

最近は玲於にドキドキされている。
佐野玲於
ふはっ、弱っ。
ああ、前言撤回。
あなた

うざいねぇ、相変わらず。

佐野玲於
そうか?あなたと一緒ぐらいだろ。
あなた

うっわ。

佐野玲於
嘘嘘。
あなた

だよ…

佐野玲於
やっぱ、お前には負けるわ。
あなた

…っ!玲於嫌い。

机に伏せたら
ごめんごめん!


と、必死で謝ってくる。


私、意地悪だからさ起き上がらないでいたら
佐野玲於
マジでごめん。許してよ。
もう言わないからさ。
顔がしょんぼりしだして許してあげなきゃと思った時。
佐野玲於
嫌いって言うなよ…
その玲於の言葉で私の心臓はドクッと波打った。
ゆっくり起きたら
佐野玲於
なぁ、ごめん。
次は目を合わせてくる。


こやつ、なかなかのテクニシャン。
落ちやすい、私は
あなた

いいから、大丈夫。

佐野玲於
ほんと?
あなた

うん、ほんと。

佐野玲於
嫌いじゃない?
あなた

…うん、嫌いじゃない。

佐野玲於
なら、付き合ってよ。
あなた

は!?

切り替えの早すぎる玲於。
こっちの心の切り替えは遅いんだから辞めてよ。