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第55話

9時半
部屋のソファに座って同窓会のハガキをマジマジと見た。


本物だ…
こういうのよく漫画で見るじゃん!!


同窓会に誘われて…


そこから始まる…恋っ…的な?笑
あ、日時…っと、
"  9月29日  "
あなた

土曜日…か。

その時は仕事休まなきゃ…
はぁ、舞い上がる。


また、みんなに会えるよ!
その夜はテンションが上がりっぱなしで


あまり深く眠れなかった。
.
変わらない朝のルーティーン。


起きて


歯を磨いて


キッチンにたち


前だったお母さんの役目を一人でする。


そして、着替えて


メイク、髪の毛をして


余った時間は紅茶を入れるの。
今日はすごく早く起きてしまった。
9時に出勤の私だが、今、7時半。
あなた

早く起きすぎたぁ…

ちょっとでも寝れるし…


ん、どうしようか。


タイマーセットする?


でも、起きられなかったら?
そんな、葛藤をしてたらいつの間にか夢の中で
目を覚ましたのは
あなた

9時半!?

私は飛び起きてもう一度髪メイクを整えてカバンを持つ。
急げっ…!
ドアを開けた瞬間。
あなた

へっ…?

数原龍友
…!
な、なんで…いる…の?
私、突然過ぎてわけわかんない。
あなた

龍っ…

私に逢いに来てくれたんじゃない。
スーツを着て朝帰りってところなのか…?


朝帰り…?


ん?
気づいた時には龍友はいなくて幻覚だったかな…


なんて疑うも、あの龍友の香りはそうだ。
でも、なんで無視しちゃうんだろ。


会えたのに…


" 待っとって "




そう言ったじゃない。
朝からちょっと悔しい。


いやいや!!!


そんなこと言ってられない!私!
猛ダッシュで走り店内にゆ ~ っくり入る。
あなた

お…はようございま ~ す…

素早く更衣室に行こうとした時。
がっしり掴まれた腕。
あなた

ひっ…

白濱亜嵐
おはよ、あなたちゃん。
あなた

おっ…はようございます!

白濱亜嵐
30分どうしたの?
間に合ってないけど?
はぁぁぁぁぁぁあ!


やばい。
説教だ。
あなた

本当にすみま…

白濱亜嵐
お客様待ってるから。ね、早く。
カウンターを見ると常連さん。
あなた

は、はい!!ただいま!

素早く着替えて
あなた

お待たせして申し訳ありませんでした!

お客様
いいのよ!
やってくれるだけで嬉しいんだからっ。
あなた

ありがとうございますぅ!!

ここでこのお客様がいなかったら今頃私は説教だった。


ん、待てよ?


この接客が終われば…?


説教…?
あなた

ひっ…

お客様
ん?どうした?
あなた

いえっ!

いつも通り他愛のない会話を弾ませる中


" チリンチリン "


片寄涼太
いらっしゃいませ。
スマートに接客する涼太くん。


女性から大人気。


その上、技術面も凄いし本当に尊敬する。
あなた

いらっしゃいませ ~ 。

カウンターで聞こえてくる案内。
カットとカラーだって。


女性だろうな。
あなた

あ、服とってもお似合いです!

お客様
ほんと ~ ?
実はね奮発して買っちゃった!
あなた

ほんとですか!
いいですね!

涼太くんが私の隣を使うらしい。


やだなぁ、差が分かっちゃう。
どうぞ、と涼太くんがお連れした方。
私とお客様の目と目が合う瞬間。
息が止まりそうだった。