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第35話

最悪な新学期
帰宅。
あなた

たたいま …

お母さん
おかえり?あれ、元気なくない?
あなた

ない。

お母さん
ご飯いる?
あなた

いらない

食べ物、喉通る気にならないし。


食べたらむせそう。
一目散に自分の部屋に行く。
ベッドにダイブしてため息を零した。
終わっちゃったなぁ、なんて考える。


楽しかった。


隣にいた日々はずっと忘れないし宝物。


例え、龍友が隣にいなくても大丈夫だよって言えるように


今から頑張らなきゃ…
あなた

うぅ…

思えば思うほどそれは無理で
失恋ってこういうものかと実感した。
.
あなた

行ってきます。

長い長い夏休みが開けて9月に入った。
普通なら嬉しいはずの新学期が憂鬱で仕方がない。


1日の花火大会だって私から断わった。


こんな気持ちじゃ龍友に申し訳ないもん。
相澤 舞
あなた ~ !!!!おはよう!
あなた

あ、舞、おはよ。

相澤 舞
夏休みどうだった?
あなた

…楽しかったよ。

相澤 舞
って、新学期から元気ないの?
ほら、龍友いるよ!
そうだ、舞に伝えるの忘れてた。
もう、いいんだよって。
あなた

あのね、舞、その事なんだけど…

相澤 舞
龍友!!
私の話なんか聞かず向こうにいる龍友に話しかけた。
数原龍友
お!おはよ。
相澤 舞
おはよ!
近づくと龍友と目が合う。
あなた

おはよ、龍友。

数原龍友
おはよ。あなた。
名前呼ばれるだけでどくどく言ってる。
相澤 舞
なんかさ、あなた元気なくてさ ~ 。
あなた

ちょっと、舞…

数原龍友
ほんま?どしたん?
あなた

え、別になんでもないよ?

数原龍友
あなたが元気ないとか相当な事ちゃう?
貴方ですよ。


私の元気奪い取ったの。


返して欲しいな、なんて言えることも無く
数原龍友
ま、なんかあったら僕にいいや?
あなた

…大丈夫。

私らしくない。


いつもなら喜んで返事するのに。


やっぱ、ダメだな。
数原龍友
…わかった。舞の方がええもんな。
あなた

ち、違うよ、龍友。

数原龍友
じゃ!またな。
手を振って中に入っていく龍友。


やばい、もっと嫌われた。
相澤 舞
なに!?あなた、どうしちゃったの?
あなた

もう、わかんないよ…私。

泣くなんて…
佐野玲於
はよ。
今、心に染みる声。
あなた

玲於、

佐野玲於
うわ、何泣いてんの。朝から。
あなた

うるさい…

佐野玲於
ちょっと借りるわ ~ 。
相澤 舞
え!
玲於に手を引っ張られ連れてかれる。
あなた

ちょっとどこいくの!?

佐野玲於
喋んな泣き虫。
相変わらずの毒舌。
着いたのは屋上。


1時間目から始業式なのに。


間に合わないよ!?
あなた

なに?玲於。

佐野玲於
お前の泣いてる理由さ、俺、わかんだよね。
あなた

え?

佐野玲於
お前の泣く理由はいつも一つだろ。
そうだ、私、龍友以外で泣いた覚えがここ最近ない。
佐野玲於
あいつ、数原龍友。
あなた

…いいじゃん、どんな理由で泣いたって。

佐野玲於
はぁ、ったくさぁ、お前分かってる?
呆れた様子の玲於。


私に近づいてくると思いきや
私の腕を引っ張って気づけば玲於の腕の中に。
あなた

ちょっ、玲於!?

佐野玲於
何慌ててんの。
あなた

別に、違うけど…

佐野玲於
なぁ、俺、言ったよな。
あなた

何を…

佐野玲於
お前のこと好きだって。
あなた

あっ、

佐野玲於
ちょ、やめろよな!
忘れてたのかよ!?
あなた

今はその事頭になくて…ごめん。

佐野玲於
振られたみたいにするのやめてくんない?
あなた

ふふっ、ごめんね。

佐野玲於
うん、
玲於は私を笑顔にしてくれてる。


嬉しい。
佐野玲於
俺、待ってるよ。ずっと。
あなた

え?

佐野玲於
あなたが好きになってくれるまでな。
あなた

…道のりは程遠い…

佐野玲於
おいっ
あなた

ふふっ、

すると、玲於は私のほっぺたを掴んで玲於も笑った。
佐野玲於
ほら、泣くな、笑え。
命令。
あなた

いひゃい

佐野玲於
うるさい。
あなた

はにゃひて

佐野玲於
やだ
あなた

いじわりゅ

佐野玲於
きもい
暴言のマシンガンだな、玲於。
でも、何だか心は少しだけ温まった気がした。
離された手は下に降りて
玲於はフェンスに手をかけた。
佐野玲於
さぼる?
あなた

うわ、不真面目。

佐野玲於
お前も同罪だぞ?
あなた

やだやだ、私は被害者

佐野玲於
逃げられねぇぞ。
あなた

うわっ、新学期から駄目なことしちゃった。

私も玲於の隣に行ってフェンスに手をかける。
佐野玲於
あ、同罪。
あなた

なんとでも言え ~ 。

佐野玲於
ふはっ、開き直んなよ。
ツンとこめかみ付近を押された。
あなた

痛いなぁ、

佐野玲於
これで痛いとかお前の頭どんなけ柔らかいんだよ。
あなた

豆腐?かな

佐野玲於
一発じゃん。
あなた

そうだよ。

玲於と話してたら気が楽になった。
あなた

ありがとう、玲於。

佐野玲於
んだよ、今日にやめろよ、
だんだん赤くなる玲於の耳と頬。


それに気づいてたよ、なんか言わない。