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第12話

ため息
それからというもの
あなた

はぁ、

さっきの泉さんの綺麗さに圧倒され、授業に身が入らない今。
4時間目の数学。


いつもなら横で玲於が寝てるけど空席の玲於の席。
さりげなく私の悩みも聞いてくれてて


" 相談窓口 " と呼んでいる。
先生
じゃあ、堀田、ここ解いてみて。
あなた

え!

先生
ほら、解けるだろ。
あなた

えぇ…そんなぁ。

先生
はいはい、
私の黒板においやって解かせる。
人並み以上に勉強は出来ると思う。


けど、今の私には勉強なんてそっちのけ。
全く話を聞いていなかった。
先生
手が止まってるぞ ~ 。
後ろから急かされる。
あなた

ん ~ 、はい。

力を振り絞ると
先生
出来るじゃないか。
あなた

どうもっ。

そんな褒められても全然のらない。


先生に褒められても嬉しくないもん。


龍友じゃなきゃ…
.
相澤 舞
あなた!ご飯食べよ ~ 。
あなた

うん!

今日は舞ちゃんと弁当持ってきている。


もちろん、私も。
いつも通り屋上に行こうとしたら
綺麗な音色が校舎に響いてくる。
私は嫌な予感がした。
あなた

舞 ~ 。

相澤 舞
ふふ、そうだね。
私達は恐る恐るドアを覗くと
あなた

え、

相澤 舞
まじか。
もちろん、泉さん。
それと…
あなた

龍友…

龍友が泉さんの前で座りながら聞いている。


それも、嬉しそうに。
見たくないのに、ずっと目が離せない。
数原龍友
やっぱ、泉さんのフルート綺麗。
成瀬 泉
そう?龍友くんだけだよ。
そう言ってくれるの。
"  龍友くん  "


ちらっと話が聞こえてきて私はとことんどん底に落とされた。


褒めてる…


はぁ、
相澤 舞
あなた、食堂行こ?
あなた

うん…、そうしよっか。

舞も気使って食堂に移動してくれた。
ここまで運が悪いとは…


思ってもみてなかった。
食堂はもう時間も時間、混み混み。
相澤 舞
混んでんねぇ…
あなた

そうみたい。

相澤 舞
教室にしよっか。
あなた

ふふっ、そうだね。

とぼとぼ私達は教室に向かう。
入った時。
あなた

玲於?

佐野玲於
おお、よっ。
あなた

欠席じゃないの?

佐野玲於
大した事ねぇよ。
あなた

大したことないって…

相澤 舞
体調でも崩したかぁ
あなた

ほ、ほんと!?

佐野玲於
違ぇよって。
相澤変な事言うなよ。
相澤 舞
ほほ ~ い。
あなた

体調崩してなくてよかった。
玲於昔から体弱いから…

佐野玲於
お前は、俺の親か。
と、笑う玲於。


よかった。


元気だ。
あなた

でも、玲於がいなくて寂しかった。

佐野玲於
え?
あなた

相談窓口いないし…

佐野玲於
俺がいなきゃ駄目だなぁ。
あなた

うん。だめ。

玲於の頬、耳が赤くなっていくのを知らない私。
あなた

さ、食べよ。

相澤 舞
ふふっ、うん。そうだね。
佐野玲於
俺寝る。
いつもの光景が見れてちょっと元気。
けど、やっぱ、あの龍友達を思い出すと胸が苦しい。