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第10話

告白なんて
あなたside
あなた

はぁ…

悩まされ続けて2時間。
ベッドの上で寝転がったその先に携帯。
画面の中には玲於とのトーク。
あなた

謝んなきゃ。

さっきからそれの繰り返し。


謝らなきゃ。


でも。


謝らなきゃ。


無視されたら?


玲於の事だから有りうる。


はぁ、と悩まされている。
画面に文字を打っては青い点滅がピコピコ動く。


そして、バツ印を押して消してしまう。


玲於とはそんな喧嘩したくなかった。
あなた

玲於、ごめんなさい…

携帯を前に謝ると
prrrrrrrrrr…!
タイミングを見計らったようにかかってきた玲於からの着信。
あなた

もしもしっ…

佐野玲於
俺。
あなた

はい。

佐野玲於
今日は悪かった。
あなた

わ、私もごめん。

もう友達やめる。


話しかけんな。


そう言われると思っていた。
佐野玲於
実は俺イライラしてた。
あなた

なんで?

佐野玲於
お前がアイツに振り回されてんの見てたらイライラして仕方なかった。
あなた

龍友くん?

佐野玲於
そう。
あなた

別に、振り回されてなんかないよ?

佐野玲於
お前、好きな人の恋応援して楽しいか?
あなた

っ…そんな…こと…

佐野玲於
お前のしてる事と思いが矛盾してんだよ。
好きなら好きって態度に出したら?
眠そうでいっつも遅刻してくる玲於の癖に


いい事言ってくる。
あなた

出せたら楽なのにね。

佐野玲於
はぁ、そういう所。
あなた

え?

佐野玲於
そんなコソコソ調べ回るより
素直にぶち当たればいいんだって。
素直に…か。
佐野玲於
それがダメでもまだ諦めるな。
あなた

なに!告白しろってか!

佐野玲於
それ以外なくね?
あなた

無理無理!
可能性0な恋に自分からなんて!
もう自爆してるようなもんじゃん!

佐野玲於
お前、いつも自爆してるけどな。
玲於って正論しか言わない。


どうして?


私にだけ正論機能がついてんの!
佐野玲於
ほら、文化祭あるし。
そこがチャンスじゃん。


と、勧めてくるけど
あなた

いやむり!

佐野玲於
意気地無し。
あなた

…玲於に言われたくない。

佐野玲於
根性無し。
あなた

それも玲於に言われたくない。

佐野玲於
ま、判断はお前がしろ。
その判断の結果で俺がお前を見る目が変わるだけ。
おやすみと切られた電話。
最後に怖いこと言い残して切った。


玲於って…不思議、
でも、少しスッキリした。


玲於と仲直り出来たから。
ベッドから立ち上がるとカレンダーの前に。
7月19日。


もうすぐ夏休みか。
ペラペラとめくると茶色くデザインされた9月のカレンダー。
あなた

9月20日…っと、

枠内に


" 文化祭 "


と、記憶した、
告白なんて無理だよ!


断られるに決まってる。
いつからこんなに龍友の事で悩む時が来たんだろうか。


こんなに、龍友を思って辛くなるのは初めてだ。


それほど龍友が 好き。


そういうことなんだろう。


勝手に解釈して寝た。