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第29話

ヒーロー
あなた

早くっ…龍友…

一向に動こうとしないストーカー。


何やらキョロキョロ仕出してついに
あなた

開けた…

私の、家のオートロックをよじ登って着地した。
本気でやばいよ。


家まで荒らされちゃ、、困る…!


ほんとに…助けて。


お願いします…
上から様子を見てたら


パチッ


目が合う。


私は嫌気がさしてすぐ逸らした。


このままだと私は死んでしまうんじゃないか。


お母さんだって寝てるのに。


入られちゃダメなのに。
数原龍友
…あなた!
え?


急いで窓を開けると


倒れているストーカーと笑顔で手を振る龍友。


ヒーローだ。


私の。
あなた

りゅ…と…?

数原龍友
大丈夫や!
あなた

…ほんと…?

数原龍友
ああ、ほんま!
あなた

…待ってて…

窓も閉めることを忘れて下に向かい、ドアを開ける。


やっぱ、倒れてるストーカーがいて。


震える。
あなた

龍友、ありっ…

え、私…何されてる?
龍友の厚い胸が目の前にあって近い…


すごく。近い。
数原龍友
良かった…ほんまに無事で良かった…
力強く抱き締める龍友の手は頭や背中を行き渡る。


やばい…


こんなの、、心臓の音伝わっちゃう…
あなた

ありがとう、龍友。

数原龍友
お礼なんかええよ。
私から離れていく龍友。
それから、お母さんも降りてきてそのストーカーは


警察と一緒に車に乗って行った。


ご近所の方達もなんの騒ぎやら出てくる人もいた。


迷惑かけたな、


そう思ってたら
数原龍友
人の心配よりまずは自分の心配しいや?
ぽん、と私の頭に手を置いて帰っていく。
私は追いかけて
龍友の手を掴んだ。
もちろん、龍友はびっくりしてて私もびっくり。
あなた

…ありがと。ほんとに。

数原龍友
おう…、
何故か後ろを気にしてチラチラする。


こんな雰囲気の龍友は初めて見た。
数原龍友
んじゃ、終電あるで。またな。
あなた

うん!またね。

またね、、、


いつ会えるのかな。


夏休み


嬉しいはずなのに嬉しくない。


会えないのが1番辛いよ。
龍友の背中が小さくなった
あなた

すきっ…だいすき。

聞こえるはずない声で囁いた。