第42話

二重人格
8,563
2021/03/22 08:18
北信介
荷物はこれで全部か?
白城あなた
お、おん!
ヤバいなぁ、2人きりだと緊張してまう......!
北信介
あなた大丈夫か?挙動不審になるほど痛いんか?
白城あなた
いや、そういう訳やないんやけど…ね?
2人きりだからね!?←
北信介
?痛くないんか?
白城あなた
そうやけど......あ、ドクターさんは骨折かも言うてはったけど、多分折れてへんよ。痛いけど。
北信介
痛いことに変わりはないやん。ほな失礼するで。
白城あなた
えっ、ちょ、なんでこの運び方なん!? 
北信介
......これはアカンのか?
白城あなた
いやそのアカンくはないんやけど、ほらもっとこうおんぶとか色々あるやろ!?
これは恥ずかしいんよ!!
北信介
......おんぶはアカン。絶対せえへん。
どう考えてもこの運び方が1番ええやろ。
白城あなた
なんでおんぶがアカンの?昔はようしてくれたやんっ!
北信介
昔と今は違うんや!ホンマに今はアカン!
白城あなた
(  ー̀ н ー́ )ムス⋯。そんな言えへんことなん?
北信介
…言った方がええ?
白城あなた
おん。(即答)
北信介
っ......あんなぁ、おんぶやったらその、当たってまうやろ///
白城あなた
......胸が?
北信介
・・・///(。_。`)コク
白城あなた
しん君もそないなこと気にしてたんやな。
北信介
健全な男子高校生やし、当たり前やろ。
白城あなた
そうなんか?なんか意外やなぁ。
北信介
......あなたはそういうことに疎すぎん?
白城あなた
だって生理現象なんやろ?そやったら仕方ないやん。
北信介
ほ〜ん......。(ん?それでええんか?)←
白城あなた
しん君に迷惑かけとうないし、これでええよ。
北信介
それはありがたいなぁ......。


——
病院にて
白城あなた
そういえばしん君叫んどったね。(笑)
北信介
あれはなんか無意識やってん。
白城あなた
でも嬉しかったで。今までは試合被ること多かったし、見てもらえへんかったから......。
北信介
そうやんなぁ。なかなかゆっくり見れへんかったし。あなた、凄い輝いとったっで。
白城あなた
ホンマ!? なんかしん君に褒められるとめっちゃ嬉しい!頑張ってよかった…!
北信介
ふっ(笑) ホンマに嬉しそうやな。あ、宮たちも褒めとったで。
白城あなた
そかそか(笑) 侑くんも治くんもどっちも可愛いからなぁ。しん君羨ましいわ〜(笑)
北信介
でもアイツらすぐ喧嘩すんねん。結構大変やで。
白城あなた
あはは(笑) しん君にここまで言わせるんはあの2人だけやんなぁ(笑)
白城満羸[シラシロ ミチル]
ちょっ!押すなや!(ボソッ)
?
通せこの野郎!
白城満羸[シラシロ ミチル]
私お前の父親だよっ!?←
?
あなたー!!!
白城あなた
お父さ
白城光秀[シラシロ コウシ]
大丈夫かぁ!? あなたー!
白城あなた
大丈夫だから!ね?一旦落ち着こうお父さん!
白城光秀[シラシロ コウシ]
…あれもしかして、信介か!いやぁかっこよくなったなぁ!あなたのこと運んでくれたんやろ?やることもかっこええなぁ!
北信介
あ、ありがとうございます......。
(相変わらず騒がしい…。)←
白城桃華[シラシロ トウカ]
あーなーたー!ここ病院や!静かにし!信介くんもすまんね。
北信介
いや、大丈夫です。
白城あなた
ね、ねぇ、お兄ちゃんとお姉ちゃんは?
白城光秀[シラシロ コウシ]
あ、謄史[とうし]たちならあなたが怪我したって聞いた瞬間に倒れてな。←
今頃車で寝てる
白城舞依[シラシロ マイ]
あなた〜!!!
白城謄史[シラシロ トウシ]
ちょっ、じいちゃん大丈夫?
白城舞弓[シラシロ マユミ]
姉さん静かにして。
白城舞依[シラシロ マイ]
お姉ちゃんすっごく心配したんよ?全くもう!
白城あなた
えへへお姉ちゃん〜!( /*>ω<)/♡
白城舞依[シラシロ マイ]
くっ!可愛いわあなた!耐えられへん!←
白城舞弓[シラシロ マユミ]
あ、信介。いつになったらウチの弟になってくれるん?←
北信介
え、あの
白城謄史[シラシロ トウシ]
何言うてんねん舞弓。もうなっとるわ。←
白城舞弓[シラシロ マユミ]
えホンマ?早く姪っ子見たいんやけど。←
白城謄史[シラシロ トウシ]
いやいやいや、そこは甥っ子やろ。←
北信介
(この人ら全然人の話を聞かんな......。)
白城桃華[シラシロ トウカ]
あなた、今日ウチらもここに泊まるかんな。
白城あなた
えっ、ホンマに!? やった…っ!
北信介
っと、大丈夫か?
白城あなた
ご、ごめんしん君!///
北信介
ええよ(*^^*) 無理せんといてな。
白城謄史[シラシロ トウシ]
ちょっ、父さんじいちゃん早く婚約させへんの?(ボソッ)←
白城光秀[シラシロ コウシ]
いやさせたいのはやまやまなんやけど、2人ともまだ卒業しとらんやん。(ボソッ)←
白城満羸[シラシロ ミチル]
大丈夫や。信介くんはしたい言うとったし、あなたちゃんもそうやろ。てな訳で決定や。(ボソッ)←
白城舞弓[シラシロ マユミ]
これで白城家も安泰やな。(ボソッ)←
白城舞依[シラシロ マイ]
いやウチらもそろそろ探さんとまずい(笑)(ボソッ)←
白城桃華[シラシロ トウカ]
満羸さん、信介くんはどうするんです?
白城満羸[シラシロ ミチル]
そやな…明日には表彰式やからまた招待してもええし......。信介くんはどないしたい?
北信介
俺はどっちでもええですけど......。
白城光秀[シラシロ コウシ]
時間も時間やしなぁ......。
白城謄史[シラシロ トウシ]
えっ、今19:50やん!
白城舞弓[シラシロ マユミ]
試合開始が遅れとったし、試合自体も長かったやしな......。
白城舞依[シラシロ マイ]
ここから合宿所は1時間近くかかるんやんな。
白城桃華[シラシロ トウカ]
ほな、泊まろか信介くん。←
北信介
あ、分かりました。←
白城あなた
......お母さんが関西弁使っとる。(ボソッ)←
白城光秀[シラシロ コウシ]
服は俺の貸すからな〜!
白城謄史[シラシロ トウシ]
何言うてんねん、どう考えても俺のやろ。
白城光秀[シラシロ コウシ]
俺信介くんと同じ身長や!
白城桃華[シラシロ トウカ]
どっちが親やねん。←
白城光秀[シラシロ コウシ]
酷いで桃華!
白城舞弓[シラシロ マユミ]
明日表彰式絶対行こ......。←
白城舞依[シラシロ マイ]
記者に紛れて写真撮る?←
白城満羸[シラシロ ミチル]
なら特等席があるで、そこ使い。←
白城舞依[シラシロ マイ]
さすがじい様や〜!
白城満羸[シラシロ ミチル]
そやろ?
白城あなた
あ、お爺様!
白城満羸[シラシロ ミチル]
なんやあなたちゃん!
白城あなた
さっきはありがとう(*⌒▽⌒*)
ウチもみんなと一緒に表彰式出たかったし、お爺様のお陰で捻挫ですんだんよ!ホンマにありがとう!
白城満羸[シラシロ ミチル]
あなたちゃんはいつも頑張っとるからな。おじいちゃまに出来るんはこれくらいしかないからな。
北信介
......そういえばどうやって表彰式延期出来たんやろか?
白城謄史[シラシロ トウシ]
なんかな、表彰を受ける予定やった全チームの宿泊費を負担したらいで。
白城舞依[シラシロ マイ]
え、それだけなん?
白城舞弓[シラシロ マユミ]
なんかそれだけでええって言われたらしいで。「これから世界を代表するプレーヤーになる子やから、ちゃんとした舞台で表彰せなあかん。」って。
白城光秀[シラシロ コウシ]
そういえばあなたはどないするんやろな......。プロのチーム。
白城桃華[シラシロ トウカ]
大学行きたい言うてはったから、まだ決めんくてもええやろ。
北信介
あなたは桃華さんみたく弁護士にもなりたい言うてはりましたもんね。
白城桃華[シラシロ トウカ]
そうそう!ホンマに可愛い娘......!信介くんよろしゅうね。
北信介
......?
白城光秀[シラシロ コウシ]
あなたと婚約したいんやろ?父さんが言っとったけど。
北信介
いやそうなれたらええなってだけでしたいとは言うてないです!
白城謄史[シラシロ トウシ]
結局したいいうことやん。←
白城舞依[シラシロ マイ]
ウチらは大歓迎やで。こんな兄より信介の方がよっぽどええわ〜!←
白城謄史[シラシロ トウシ]
お前みたいな妹こっちも願い下げやー!舞弓とあなたで十分や!
白城あなた
ダメやでお兄ちゃん。嘘言うたら。
白城舞弓[シラシロ マユミ]
あなたの言う通りや。姉さんも兄さんもどっちも重度のブラコン・シスコンやん。
白城あなた
せやからみんなで仲良うしよう?
お兄ちゃんとお姉ちゃんの仲が悪いんはウチ嫌や......。
白城舞依[シラシロ マイ]
ごめんなあなた!嘘やねん!ウチ兄ちゃん好きや!
白城謄史[シラシロ トウシ]
俺もそうや!舞依がああ言いはるから悲しくって言うてしもうたんや!
白城あなた
ホンマ!? じゃあ嫌いやないんね!
白城謄史[シラシロ トウシ]
おん!もうめっちゃ仲ええで!
白城舞依[シラシロ マイ]
そうそう!
北信介
(......昔から思っとったけどこの家族は二重人格なんやろか。あなたはちゃうけど。みんなテレビの時とは全く違うやん。)
白城光秀[シラシロ コウシ]
ほな、風呂入ってき〜!
白城桃華[シラシロ トウカ]
じゃあ女性陣は先に行こな〜。
(ガラガラガラ)
白城満羸[シラシロ ミチル]
それじゃあ信介くん。
白城光秀[シラシロ コウシ]
ゆっくり話、
白城謄史[シラシロ トウシ]
聞かせてな......?
北信介
......は、はい。
——
——
——
作者
ヤバいんだけど!ヤバい!
作者
3000文字いきそう!!!
作者
書きすぎや百合!!!
作者
あ、そうそう次はパピーたちの設定になります。あと、出来なかったユースの設定もです。
作者
多分この小説100話近くいくかもしれません!あ、でも自粛期間中には終わらせたいですかね。
作者
それまで付き合って下さい!
作者
それと!お気に入り登録90人!ありがとうございます!
作者
それでは次行きましょう!

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