第107話

【第2章】第13話
2,557
2019/12/02 03:01


・・・・・・・・・・・・・・・・・・






どのくらい



眠らされてたのか・・・・・・



記憶が・・・・・・・・・



自分が誰なのかさえ・・・・・・



分からなくなってた・・・・・・




You
You
・・・・・・ん?
井上瑞稀
井上瑞稀
杏華、目覚めた?
You
You
ぅ・・・・・・ッ!!!!
井上瑞稀
井上瑞稀
そんな驚くことないでしょ?
You
You
・・・・・・ウッ・・・ここって・・・・・・
井上瑞稀
井上瑞稀
何言ってんの?ここは、俺と杏華の家でしょ?
You
You
杏華・・・・・・私の事?・・・・・・あなたは?
井上瑞稀
井上瑞稀
何言ってんの?・・・・・・覚えてないの?
You
You
ご・・・・・・ごめん・・・・・・記憶が・・・・・・


私がそう言うと


目の前で優しく笑うその男が


目を伏せ話し出した



井上瑞稀
井上瑞稀
俺たち2人でデートしてる時、杏華・・・誰かにさらわれて・・・その時、酷いことされたみたい・・・・・・
You
You
え?・・・・・・そうなんだ・・・・・・覚えてない
井上瑞稀
井上瑞稀
良いよ・・・・・・ゆっくり、一緒に思い出そ?
You
You
ぅ、うん、ありがとう・・・
井上瑞稀
井上瑞稀
ニコッ・・・・・・薬もってくるね
You
You
うん・・・・・・・・・えっと・・・・・・
井上瑞稀
井上瑞稀
瑞稀だよニコッ・・・待ってて



何かが違う・・・・・・



それしか今の


私には分からなかった・・・




瑞稀・・・・・・



彼氏じゃないのだけは




確信があった・・・



でも、自分に何が起きてるのか



考えれば考えるほど



頭痛がしてそれを遮った




今は・・・・・・瑞稀の言うことを聞くしか無かった







その頃、太輔達は・・・・・・・・・




道枝駿佑
道枝駿佑
ボス・・・・・・すいません
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
なんで、駿佑が謝るんだ?
道枝駿佑
道枝駿佑
だって・・・・・・俺が・・・・・・
海人
海人
駿佑のせいじゃないでしょ?
紫耀
紫耀
くよくよするなよ・・・
道枝駿佑
道枝駿佑
でも・・・・・・
廉
あ〜〜!!!!男やろ?あなたを助けることを考えろや
ジン
ジン
廉、イライラしないで・・・カタカタカタカタカタ・・・・・・
玄樹
玄樹
何調べてるの?
ジン
ジン
ん?・・・・・・あなたの通信が、待ち合わせの場所で途切れてる・・・・・・その後の追跡
優太
優太
そんなこと出来んの?
ジン
ジン
まぁね・・・あなたと紫耀、廉の3人には、マイクロチップが埋め込まれてる・・・ただ、それを追跡するのは時間がかかるから・・・・・・
廉
え?いつの間に?
紫耀
紫耀
なに?どこに埋め込まれてんの?
涼介
涼介
うっせぇ〜な・・・
玄樹
玄樹
涼介さん・・・・・・
涼介
涼介
ボス・・・井上について気になることが・・・・・・
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
なんだ?
涼介
涼介
みんな、会議室に集合して



そして、太輔達は



会議室に集まり涼介の話に耳を傾けた





それはあまりにも



衝撃的だった・・・・・・




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