第18話

第18話
4,366
2019/06/18 10:12
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
そうだ・・・・・・あなた・・・・・・お前は今日からあなただ・・・・・・
You
You
えっ?・・・・・・でも私の名前・・・・・・
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
その名前をつけてくれた親を殺したのは誰だ?ん?
You
You
・・・・・・・・・
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
いいか?・・・・・・今日からお前はあなただ・・・・・・
You
You
・・・・・・・・・あなた
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
良い子だな・・・・・・褒美をやろう・・・・・・クスッ


赤黒く熱された鉄の棒を引こずりながら太輔が私の背後へと回る・・・・・・


その棒を私の背中側の左脇腹の辺りに押し当てられた


ジュゥゥゥゥゥ・・・・・・・・・


You
You
うあ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
これでお前は今までの自分では無い・・・・・・俺の命令に逆らうと命はない・・・・・・この焼印がある限り、お前は俺の支配下にある・・・・・・いいな?
You
You
ウウゥゥッ・・・・・・・・・はい


そしてこの日より私は暗殺者としての訓練を受けることになった・・・・・・


それから数名の男女が私の前に現れたけど・・・・・・皆長くは続かなかった・・・・・・


泣きながら逃げたす子も居れば、夜中に逃げ出し訓練所の周りに張り巡らされてる電流で命を落とす者もいた・・・・・・





そして一年前・・・・・・





今の私たちだけになった・・・・・・

同じ頃、太輔がボスとなり暗殺の任務を受けてくるようになった・・・・・・

太輔の信頼する涼介が医療班として私たちの前に姿を現した・・・・・・


色んな苦難を太輔に教えて貰った・・・・・・

命の尊さ・・・人は些細なことで、殺意を抱く・・・・・・そしてすぐに後悔をする・・・・・・


殺りたくても出来ない人の為に私たちがある・・・・・・




なんて・・・・・・昔の事を考えながらシャワーを浴び、私はベットに向かう・・・・・・



You
You
・・・・・・?

自分の部屋で気配を感じた・・・・・・

私以外の・・・・・・・・・気配・・・・・・
部屋中に隠された銃をゆっくりと構える・・・・・・


ゆっくり・・・・・・ゆっくり・・・・・・気配の方に近づく・・・・・・




いた・・・・・・




音を立てずに背後に周り後ろから頭に銃を突きつける・・・・・・


You
You
・・・・・・誰?


ゆっくりと手を挙げ、振り向いた・・・・・・


You
You
はぁ?・・・・・・太輔?なんでいるの?
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
それ・・・・・・閉まってくれる?
You
You
あっ、ごめん・・・・・・どうしたの?
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
ちょっと様子を見に来た・・・・・・まぁ・・・・・・家庭訪問?
You
You
こんな夜遅くに家庭訪問なんてしないでしょ?
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
それもそうだな(笑)
You
You
本当にどうしたの?
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
ん?・・・・・・たまには俺の相手してもらおうかと・・・・・・
You
You
・・・・・・断れる?
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
良いけど・・・・・・理由は?
You
You
明日もあるし・・・・・・
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
その理由じゃ・・・・・・認めない
You
You
でも本当に・・・・・・・・・うわっ






私はそのまま床に転ばされ、上に太輔が覆いかぶさった・・・・・・




プリ小説オーディオドラマ