親に構って欲しかった・・・・・・
だから親に振り向いて欲しくて
自分で薬を使った・・・・・・なんて理由・・・・・・
馬鹿げてる・・・大人は・・・子供の気持ちなんか
分かってない・・・・・・都合のいい道具としか
見てないのに・・・・・・だから・・・だから・・・私は
自分の手で・・・この手で・・・
構って貰いたい?・・・・・・知念は
まだ本当の闇を知らないんだ・・・・・・
まだ・・・・・・知念は子供なんだ・・・・・・
仕方なく、近所のコンビニに出かけた・・・・・・
適当に飲み物と食べ物を買って
レジに進む・・・コンビニを後にしてマンションの
階段を上がろうとした時・・・・・・
???
『あの・・・・・・』
バタンッ!!
突然、私の目の前で倒れたその人は
体も細く・・・なぜか身体が全身濡れていた・・・
ただの迷子ではなさそうで・・・
何かあるように思えた・・・・・・
それから数分後・・・・・・
玉ちゃんが到着した
玉ちゃんの車に乗り込んで
玉ちゃん専用の医療室に運んだ・・・・・・
暫くして、太輔が到着した・・・・・・
家に帰らず、その日は事務所に泊まることにした・・・・・・
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!