第116話

【第2章】第22話
2,822
2019/12/30 15:15

2日後・・・・・・


あなたが連れ去られた公園


高木たちとの待ち合わせ場所



有岡大貴
有岡大貴
なぁ、高木?
高木雄也
高木雄也
あぁ?なに
有岡大貴
有岡大貴
誰が来るんだろーね(笑)
高木雄也
高木雄也
それは来てのお楽しみでしょ(笑)


公園の入口から駆け寄ってくる2人・・・・・・


玄樹
玄樹
すいません、遅くなって
海人
海人
お待たせしました
有岡大貴
有岡大貴
あれ?あの、行きたいって言ってたヤツは?
玄樹
玄樹
駿佑は・・・その・・・
高木雄也
高木雄也
元・・・井上の仲間だから?
海人
海人
・・・・・・はい。涼介さんやボスが高木さん達に迷惑かけるからって
玄樹
玄樹
俺たちが行くことになりました
有岡大貴
有岡大貴
クスクス・・・別にいいのにな?
高木雄也
高木雄也
クスクス・・・まぁな
玄樹
玄樹
こ、これ・・・・・・高木さん達の薬です
海人
海人
それと、ジンからの小型通信機
有岡大貴
有岡大貴
任務!って感じだな(笑)
高木雄也
高木雄也
通信機ねぇ・・・・・・


海人から通信機を受け取ると


手馴れた様子で装着した



高木雄也
高木雄也
あー、聞こえる?
ジン
ジン
『はい、高木さんですか?』
高木雄也
高木雄也
えっと・・・
ジン
ジン
『ジンです』
高木雄也
高木雄也
ジン、悪いけど通信は使えねぇわ
ジン
ジン
『え?・・・でも、聞こえてますよ?』
有岡大貴
有岡大貴
そうじゃなくて、瑞稀のとこでは使えないって事
玄樹
玄樹
え?
海人
海人
マジか・・・
高木雄也
高木雄也
身内でも毎回、屋敷内に入る時には身体検査を受ける・・・しかも入念に
ジン
ジン
『そんな・・・・・・・・・』
有岡大貴
有岡大貴
ごめん・・・言い忘れてたね
ジン
ジン
『いえ・・・・・・大丈夫です。玄樹、あれ持ってるか?』
玄樹
玄樹
ん?あ、あれね。
有岡大貴
有岡大貴
ん?何これ
高木雄也
高木雄也
ネックレス?
ジン
ジン
『それを、あなたに渡すことは可能ですか?』
有岡大貴
有岡大貴
それは、多分
高木雄也
高木雄也
・・・・・・多分、大丈夫と思うけど
ジン
ジン
『良かった・・・それを渡してください。』
海人
海人
本当は、俺らから渡したいけど・・・
玄樹
玄樹
初めて会うあなたに渡すのは・・・怪しいでしょ



そう言って笑い合う2人の顔は


どこか悲しそうだった



高木雄也
高木雄也
・・・・・・お前ら
有岡大貴
有岡大貴
・・・・・・わかった、じゃぁ・・・行くか
玄樹
玄樹
はい・・・
海人
海人
・・・はい

高木達の後について


玄樹と海人が歩き出した


しばらく歩き大きく白い建物の前で止まった





玄樹
玄樹
ここ・・・・・・ですか?
海人
海人
でけぇ・・・・・・
高木雄也
高木雄也
そうだ・・・・・・ここが瑞稀の家だ
有岡大貴
有岡大貴
この中に・・・お前たちのあなたが居る
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
『玄樹、海人!聞こえるか?』
玄樹
玄樹
はい、ボス
海人
海人
聞こえます!
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
『お前たちは、あくまで次の薬を貰いに行くんだ!良いな?あなたを見かけても決して反応するな』
玄樹
玄樹
わかってます
海人
海人
了解🎵
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
『ただし・・・・・・あなたに渡してる薬を必ず服用させろ』
玄樹
玄樹
了解🎵
海人
海人
はぁ〜い
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
『通信は、1時間切る・・・良いな?』
ジン
ジン
『通信を切っていれば、どんな機械にも反応はなくなる・・・』
高木雄也
高木雄也
それを早く言え・・・
有岡大貴
有岡大貴
クスッ・・・そうそう、俺も一応君達と同じ同業者・・・
高木雄也
高木雄也
お前たちのあなたに、通信を渡してやるよ・・・ニヤッ
ジン
ジン
『クスッ・・・期待してます』
高木雄也
高木雄也
あぁ・・・任せろ

そう言うとジン達からの通信が切れた


目の前の大きく重い門が


ゆっくりと開く・・・・・・




この中に・・・この中にあなたが居る・・・・・・




玄樹と海人・・・事務所で待機中の


紫耀達も皆同じ気持ちだった・・・・・・




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