プスッ・・・・・・
視界が・・・・・・・・・
回る・・・・・・・・・
ヤバっ・・・・・・立ってられないや
紫耀達は足早に、裏口に向かい
車に乗り込んだ・・・・・・
車に揺られること数十分
事務所に到着しあなたは
地下の特別治療室で暫く涼介と玉森の
治療を受けることになった
一方、井上は同じく地下の監禁室で
24時間、監視カメラでの監視が
始まった・・・・・・・・・
眠っている間私は
様々な夢を見た・・・・・・
ただ1番リアルに感じたのは
私を治療する涼介の温もり
時折、紫耀達が様子を見に来ては
私に話しかけそして立ち去る姿・・・・・・
でもドアを閉めたあと
みんな決まって悲しい顔をしていた
その表情が私の胸を
痛いほど苦しめた・・・・・・・・・
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!