第122話

【第2章】第28話
2,543
2020/01/04 17:05
井上瑞稀
井上瑞稀
どういうことだよ!!
You
You
今、瑞稀が見たまんまだけど?
玄樹
玄樹
なんか悪いことしちゃったかな?
海人
海人
まぁまぁ強かったんだけどね・・・俺らの方が強かった・・・・・・ってことかな?
井上瑞稀
井上瑞稀
杏華・・・・・・お前・・・なぜ薬が効かない・・・前までは効いてたのに
You
You
うちのチームには優秀な医者がいる・・・・・・ってことかな?
紫耀
紫耀
ボスは、お前を生かして連れてこいと言ったけど・・・・・・
廉
どうしよ・・・・・・こいつらクズやからな
You
You
瑞稀・・・ちょっと痛いけど我慢出来る?
井上瑞稀
井上瑞稀
何すんだよ!!
紫耀
紫耀
ハイハイ、暴れないで〜
廉
せやでぇ〜


プスッ・・・・・・



井上瑞稀
井上瑞稀
な、何を?
You
You
ん〜、なんだろ?私より瑞稀の方が詳しいんじゃない?
井上瑞稀
井上瑞稀
・・・・・・ッ!!・・・どう・・・・・・やって?・・・・・・グラッ
海人
海人
ねぇあなた、大丈夫なの?
玄樹
玄樹
そーだよ、やばい薬なんじゃないの?
ジン
ジン
『クスクス・・・みんな、大袈裟(笑)』
You
You
涼介が、変な薬作るわけないでしょ?
紫耀
紫耀
どーかな?あなたが拉致られてから、落ち着きなかったからなぁ〜
涼介
涼介
『全部聞こえてるぞ?』
紫耀
紫耀
あっ・・・・・・
You
You
喧嘩は帰ってからやって(笑)
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
お前ら、早く帰ってこい
You
You
はいはい・・・・・・ウッ・・・・・・
海人
海人
ん?あなた、大丈夫?
涼介
涼介
『チッ・・・・・・もう切れたか・・・』
You
You
ハァハァハァ・・・ゲホッゲホッ
紫耀
紫耀
あなた、大丈夫か?


視界が・・・・・・・・・



回る・・・・・・・・・



ヤバっ・・・・・・立ってられないや




廉
涼介さん、どうなってるんだよ!
涼介
涼介
『あなたに服用させた薬は一時的に記憶が戻るもの・・・今はその副作用が出てる』
玄樹
玄樹
なんだよそれ・・・・・・戻っとんじゃなかったのかよ・・・
涼介
涼介
『いまは・・・・・・それが最善だ』
You
You
ハァハァハァ・・・・・・瑞稀・・・・・・バタッ
海人
海人
なんで・・・・・・井上の名前を・・・・・・
涼介
涼介
『あなたの意識の中ではまだ・・・そいつの存在が大きいって事だ』
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
『裏口に優太が車を回してくれてる・・・今すぐ戻れ』



紫耀達は足早に、裏口に向かい



車に乗り込んだ・・・・・・



車に揺られること数十分



事務所に到着しあなたは


地下の特別治療室で暫く涼介と玉森の


治療を受けることになった



一方、井上は同じく地下の監禁室で


24時間、監視カメラでの監視が



始まった・・・・・・・・・





眠っている間私は




様々な夢を見た・・・・・・




ただ1番リアルに感じたのは



私を治療する涼介の温もり



時折、紫耀達が様子を見に来ては


私に話しかけそして立ち去る姿・・・・・・




でもドアを閉めたあと



みんな決まって悲しい顔をしていた




その表情が私の胸を



痛いほど苦しめた・・・・・・・・・




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