目を覚ますと・・・・・・ベットの脇では
涼介が眠っていた・・・・・・
私は・・・・・・腕をのばし少し乱れている
涼介の髪に手を伸ばす・・・・・・
ふわふわで柔らかい・・・・・・
窓から吹く風に乗せていい香りも・・・・・・
ニコッと笑って、涼介は部屋から出ていった・・・・・・
きっと、朝食を取りに行ってくれてるんだろう・・・・・・
涼介は、私にはすごく優しい・・・
優しすぎると思う時もあるけど・・・・・・
たまに・・・・・・1人になりたい・・・・・・
って思ってしまう・・・・・・
🚪ガチャッ
たまに・・・・・・超能力かと思うくらい
私の気持ちを察してくれる・・・・・・
いつも助けられてて・・・・・・
ありがたいよね・・・・・・本当に・・・・・・
🚪コンコン
しばらく、沈黙が続いた・・・・・・
私は静かに涼介の用意してくれた
朝食を口に運んだ・・・・・・
太輔は、下を向き・・・・・じっとしていた・・・
太輔が飲み物を一口飲み・・・・・・
重い口をひらいた・・・・・・
千賀に殺された大切な人と
同じ名前・・・・・・・・・
なんで・・・・・・私なんかに・・・・・・
同じ名前を付けたんだろう・・・・・・
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!