第19話

第19話
4,352
2019/06/18 12:45
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
・・・・・・・・・あなた
You
You
あの・・・・・・
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
プッ・・・・・・ケラケラケラ
You
You
へぇ?
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
冗談だよ・・・・・・
You
You
冗談?
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
ごめんごめん笑・・・・・・今日は本当に様子を見に来ただけ・・・
You
You
はぁ?・・・・・・何それ!!
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
だから、ごめんって(笑)
You
You
びっくりした・・・・・・
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
あなた、油断しすぎ(笑)
You
You
だって・・・太輔だもん・・・
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
1つ言っておく・・・いくら親しくなっても・・・・・・気を許すな・・・・・・ここに帰ってくるまでは任務だと思え・・・・・・良いな?
You
You
どうしたの?・・・・・・変だよ?太輔・・・・・・



太輔が優しく笑いながら頭をクシャクシャと撫でた・・・・・・


藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
何か必要なものがあれば言え・・・・・・なんでも用意してやる・・・・・・じゃぁ、俺帰るわ
You
You
うん、ありがとう・・・・・・おやすみ


帰り際、ニコッと笑って太輔は帰って行った・・・・・・

不思議に思いながらも私は布団に入り眠りについた・・・・・・

そして翌朝、用意をして知念の屋敷に向かった・・・・・・

他のメイドにバレないように裏口から入り職務に着いた・・・・・・


You
You
おはよう、玄樹
玄樹
玄樹
あっ、おはよう
You
You
太輔、屋敷に着いた
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
『おはよう、あなた、玄樹』
玄樹
玄樹
おはようございます
ジン
ジン
『今の時間、執事は知念の朝食の為部屋にはいない・・・あなたは、執事の近くになるべく居てくれ』
You
You
了解🎵
玄樹
玄樹
わかった・・・

玄樹は、掃除道具を持ち執事の部屋に向かった・・・・・・


ジン
ジン
『今から約5分、監視カメラの映像をダミーに変える・・・5分だ、行けるか?』
玄樹
玄樹
任せてよ🎵
ジン
ジン
『よし、じゃぁ隠し通路があったのは入って一番奥の本棚の辺り』
玄樹
玄樹
了解
ジン
ジン
『カタカタカタカタカタ・・・ダミー動画OK🎵玄樹、中入っていいよ』


🚪カチャッ



玄樹
玄樹
・・・・・・・・・・・・ん?
ジン
ジン
『なに?どうかした?』
玄樹
玄樹
この部屋・・・・・・前に来た時となんか・・・・・・違う・・・・・・
ジン
ジン
『ちょっと待ってね・・・・・・カタカタカタカタカタ・・・』

ジンが見ている画面には、リアルタイムの映像を切り取った執事の部屋と初めて入った時の画像を重ね合わせた・・・・・・



ジン
ジン
『カタカタカタカタカタ・・・玄樹・・・気をつけて・・・・・・もしかしたら隠し通路の先に答えがあるかもしれない・・・・・・』
玄樹
玄樹
ジン・・・ロックが掛かってる・・・



綺麗に並べられてる本棚の本を避けた奥に・・・・・・

暗証番号式のロックが・・・・・・


玄樹の着用しているメイド服の首元にあるリボンを止めているもの・・・・・・

その縁にある、小さなボタンを押し動画を送る・・・・・・

ジン
ジン
『玄樹、渡したリップ今持ってる?』
玄樹
玄樹
リップ?持ってるよ
ジン
ジン
『それを、右に回したらライトがつく・・・そのライトをロック画面に合わせてみて?』
玄樹
玄樹
・・・・・・ん・・・こう?

光を当てられたロック画面が勝手に動き出し、数字が浮かび上がった・・・・・・



ガチャッ・・・・・・



玄樹
玄樹
開いた・・・・・・今から隠し扉の中に行くね
ジン
ジン
『音声は、地下100メートルまでは聞こえるから安心して』
玄樹
玄樹
所々・・・・・・あかりがある・・・・・・
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
『・・・常に利用してるって事か?』
玄樹
玄樹
あっ・・・・・・誰かいる・・・・・・
You
You
玄樹、朝食終わった・・・執事さん、そっちに向かってる・・・
ジン
ジン
『急いで、そこから出て!!』
藤ヶ谷太輔
藤ヶ谷太輔
『急げ!!』





玄樹は、急いで来た道を戻った・・・・・・




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