私はシャワーを済ませ
みんなの待っているリビングへと向かった
リビングからは賑やかな声が聞こえてきた
ついさっき、人を殺したとは思えない
そんな空気が流れていた・・・・・・
テーブルの上のものを適当にとり
私は部屋に帰った・・・・・・
任務が終わったあとは・・・
1人になりたい・・・・・・って私は思う
変なのかな・・・なんでみんなは
あぁやって笑えるんだろ・・・・・・
どんなにみんなと暮らしても
やっぱり私は変わらない・・・・・・
・・・・・・・・・変われない
🚪コンコン
海人が真剣な顔で私を見つめていた
私はその目に吸い込まれそうになる
ゆっくりと・・・・・・海人の顔が近づいてきて
私もそれに合わせ顔を近づけた・・・・・・
そして・・・・・・ゆっくりと唇が重なった
ガシッ・・・・・・
立ち上がり、部屋に帰ろうとする
海人の腕を掴んだ・・・・・・
今度は私が海人から目を離さなかった
海人は・・・私の手を振り払う事はせず
再び私の唇を奪った・・・・・・
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!