麗日「ねえねえ!あなたちゃん!よければ、その、お友達にならない?」
あなた「え、いいの!?なろなろー!!」
麗日「ありがと〜!!ほんとあなたちゃん天使や……(ボソッ」
蛙水「私も友達になってほしいのだけど……いいかしら?」
芦戸「私も私も!!」
あなた「みんな……!うん!なろなろ!」
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一方、隣の轟の席では……
緑谷「柏木さん、すっかり人気者だねー!」
飯田「そうだな!個性の“エネルギー感知”、実に興味深い!」
緑谷「そうそう!エネルギー感知、人には見えない物を操れるって事は……ブツブツブツ……って感じだよね!轟くん!」
轟「あ、ああ。そうだな。」
飯田「どうした、轟くん!顔色が優れないようだが……」
緑谷「調子悪いなら、保健室行く?」
轟「いや、その心配はない。大丈夫だ。」
飯田「そうか……でも、しんどくなったらいつでも頼ってくれ!」
緑谷「うんうん!」
轟「ああ。ありがとな……」
轟(柏木あなた……やっぱどこか引っかかるな)
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相澤「今日のヒーロー基礎学は、2人1組で、救助訓練を行う。」
一同「おおー!!ヒーローっぽい……」
相澤「チームAは、轟と柏木だ。」
あなた(え、轟くんと!?)
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。