公園に行ったあと家に帰る時、
蓮が急に呼び出された。
目黒「あなた本当にごめん。送ってあげられなくて」
『いいよ。1人で帰れるから』
目黒「俺のあなたになんかあったら」
『心配しすぎ』
目黒「好きなんだもん。あっ行かないと」
『頑張ってね。またね』
そっとKissをした。
今、生徒に見られたって別にいい。
ただ、蓮と居たいだけなんだ。
目黒「じゃあ気をつけてね。また電話する」
『うん…待ってる』
1人になって歩き出すとなんだか寂しくて
夜は暗くて、人が作ったライトで夜を明るくしていて
なぜが考え方が変わりつつある。
「あんたさ、泣いてた理由って会長の事なん?」
『えっ……道枝駿佑』
そこにはラフな格好をしている道枝駿佑がいた。
道枝「こんな時間まで制服であの男の人と居たんや」
『なんの事。あの人は昔から仲がいい友達のお兄ちゃんだけど』
道枝はだんだん近ずいてきた。
私は後ろに後ずさりしてたら壁に当たった。
道枝は壁ドンしてきて声をあげた。
道枝「じゃあ、なんでKissしとったん?」
『それに……意味はなんにもない』
道枝「じゃあさ」
道枝駿佑は私にKissをしてきた。
しかも長い。
反抗したってビクともしない。
道枝「じゃあこれはしてもいいん?」
『急に何すんのよ。』
道枝「さっきの事。学園全体に広めていい?」
別に構わない。
でも、タイミングが今でない方がこっちからしたらいい。
今はダメ。あと……
『今、じゃなければ』
道枝「それはいかんな。なんかして貰わんと」
『何したらいいですか?』
道枝「俺の相手をして」
『は?』
道枝「また詳しい事は学園でな。またな~」
道枝駿佑は夜の暗さに消えていった。
面倒臭い奴に知られてしまった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。