次の日、朝起きると隣には蓮がいて
ベッドの上だった。
蓮ってこんなにかっこよかったんだ。
私にとってもお兄ちゃんみたいな存在だったから
かっこいいのとは思っていたけど、見方が変わってくる。
私は蓮の頭を撫でた。
『かっこいい。本当に私なんかで…』
そっと瞳を開けた蓮。
目黒「あなたおはよう。」
『おはよう』
蓮は起き上がった。
目黒「俺はあなたがいいんだよ。どんな状態でもね」
唇をあわせた。
目黒「おはようのKiss。ご飯食べる?」
『うん。食べる』
目黒「じゃあ準備するね。」
1人になった寝室。
改めてみたら蓮とKissって恥ずかしい。
でもこの関係は関係ない。
相手だってしてるんだもん。
七菜も会長も許さない。
でも関係を切る事は出来ないところが私の悪いとこだろう。
キッチンまで行き、朝ごはんを一緒に作った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!