いつもの公園に来た。
久しぶりすぎてなんかヤバい。
ベンチに座って手を重ねた。
目黒「今日、いい事あった?」
『うん。新しく友達ができたよ転校してきた子』
目黒「そうなんだ。会長は大丈夫?」
『うん。もう好きでもないの』
まさか自分からこんな言葉が出てくるなんて
『今日ね、会長にKissされたの』
目黒「……」
『でも、嬉しくなくて。気持ち悪くて』
蓮の方を見た瞬間Kissされた。
目黒「消毒完了。」
『ふふっありがと』
目黒「あなた。無理しないでね」
『うん。』
目黒「俺も高校生だったらな」
『蓮と同級生って違和感』
目黒「そうだね」
重なった唇。
もう離れたくなくて、何回も何回も
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!