車を走らせ、20分。
蓮の家に着いた。
目黒「上がって上がって」
『おじゃまします』
私はリビングに自分の荷物を置いた。
目黒「あなた。もし良かったら先にお風呂入っておいで」
『もう?』
目黒「さっきお風呂入れたからさ、冷めないうちに」
『わかった……でも着替えが』
目黒「大丈夫。もう置いてあるから」
『わかった。じゃあ先にお風呂入ってくるね』
先にお風呂と行っても、緊張する。
だって好きな人のお風呂だよ。
いつも使ってるんだって思うと恥ずかしくなってくる。
体を洗って湯船に浸かる。
こんな私なのに今、幸せ。
いいのだろうか……
好きな人がいるって前の感覚と違う。
会長の時のは比べ物にならないくらい幸せなんだ。
お風呂を出て、下着をつける。
あれ?なんかちょっとキツい。
でもサイズはこれなのに。
まぁいっか。
準備してあった部屋着を着てリビングに向かった。
『上がったよ~』
目黒「気持ちよかった?」
『うん。ありがと』
__
目黒「あと少しで出来るから先に髪の毛乾かしな」
『うん。わかった』、
私はドライヤーで髪の毛を乾かした。
乾かしている時、蓮くんがご飯を作り終えた。
目黒「よし、あなた乾かしてあげる」
『ありがとう。お願い』
ドライヤーを受け渡し乾かしてくれる。
目黒「明日はあなたも一緒に料理作ろくね」
『そうだね。今日は作れなくてごめん 』
目黒「いいの。よし乾いた。ご飯食べよっか」
『うん!』
まかさこの料理の中にはなかに
あれが入っているなんて
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。