目黒side
道枝くんから連絡がはいった。
あなたを救いたい?目黒さん早く来て!
俺は何も考えずに言われた場所に走り出した。
何に巻き込まれるなんて知らない。
ただ、あなたを守りたいんだ。
その場に着くと車が止まっていた。
『道枝くんに、あなたの彼氏さん』
西畑くんは頭をさげた。
西畑「初めまして。」
『道枝くん、なんで俺を呼んだの?』
道枝くんは俺とあなたが付き合ってることを知らない。
なのになんで?
道枝「すみません。俺、知ってました。2人の関係」
目黒「えっ……待ってじゃあ」
西畑「あなたさんとの事は知っています。こちらに怒りなどありません。先にしてしまったのは僕の方ですから」
『……はぁ。てかあなたはどこなんですか?』
西畑「この家の中にいます。」
道枝「入りましょう」
ドアを開けてくれた子がいた。
『ありがとう』
長尾「いえ、お気になさらないでください」
この子、なんなんだ。
ある部屋のドアを開けると信じられない人物とあなたが居たんだ。
阿部「みんな、揃ったね。さぁ始めよう」
阿部ちゃん……そう、彼がいたんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。