第7話

猫みたいなひと/ぱいなぽ〜
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2022/10/08 10:37
動画編集するから、先寝てていいよ。彼はそう言ってパソコンに向き直った。
見てちゃダメ?と聞くとダメ。と返されてしまったので大人しくベットに入る。
編集、放送等で二人の時間が取れないのなんて今更言ったところで変わるわけでもないし、ちゃんと理解しているつもりだ。
そんな事を考えているうちに、眠りに落ちてしまった
もぞもぞと誰かがベットの中に入ってきて、目が覚めた。
ぱいなぽ〜
ぱいなぽ〜
…もう寝た?
あなた

ん……?誰…………?

ぱいなぽ〜
ぱいなぽ〜
いや、俺だけど こっち狭いからもうちょいそっち寄ってくれない?
そっち寄れと言われてしまったので少しだけ端に寄る
ぱいなぽ〜
ぱいなぽ〜
いや狭ぁ……
文句を言いながら身体を寄せてくる彼の体温が少し低くてびっくりしてしまった。
あなた

身体つめた…もっとこっち来たら

ん〜…とうごうごしながら身体を密着させて足も絡めてくる彼がなんだか猫みたいで笑ってしまった。
ぱいなぽ〜
ぱいなぽ〜
なに、笑ってんの
あなた

なんでもない。

こうやって甘えてくるところは私にしか見せて無いのかなあ、と思うとなんだか彼の特別になれたように思えて、つい堪らなくなった目の前の彼に抱きついてみた
彼は何も言わなかったけど、やけにうるさい心臓の音が聞こえて嬉しくなって、抱きしめる力を少しキツくしたら彼も応えてくれた。
ぱいなぽ〜
ぱいなぽ〜
……早く寝ろ
起こしてきたのはそっちなのになぁ、と思いながら彼の腕の中で目を閉じた

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