第23話

研究所
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2021/07/07 21:00
〜研究所〜
ダンデ
ワンパチ!久しぶりだなぁ
ダンデさんが扉を開けるなり、ワンパチが飛び出して来た

少し撫でて貰った後、私の方へ尻尾を振って飛び込んでくる。ちょうど受け止めたタイミングで
この建物の主人たる博士……の孫のソニアさんが姿を見せた
ソニア
ダンデくん…え!どうしてあなた様…じゃなくって、あなたが、ガラル地方にいるの!?
まぁ、色々あって…
ダンデ
ガラルのジムチャレンジに参加するらしいんだ!
俺があなたくんを推薦したかったんだが、
キバナに先を越されてな…再会した時は俺も
驚いたぜ
ソニア
確かにダンデくんなら推薦したかったって言いそうだけど…でも、お陰でさっきから、ずっとキバナさんからの連絡がくる理由が分かったわ
 ?
ダンデ
キ、キバナからの連絡って…?
ソニア
帰省したダンデくんが、弟子の女の子を呼びつけて連絡1つ寄越さないって
伝説が眠る場所なので当然ですが、行き先を伝えてなかったんですね…
キバナさんも、私がポケモンレンジャーだと伝えていいか分からなくなった結果、語弊のある言い方に…
ダンデ
ソニア!これは…
ソニア
あ、また来たわ
ソニアさんは通話のあったスマホロトムをスピーカーフォンにして、画面を全員に見えるようにする
キバナ
何度も掛けてすまねぇな、研究家の姉ちゃん。ダンデの居場所は…ってあなたちゃん!?無事だったのか!
あなた

はい。ポケモン達やダンデさん、あと私も無事なまま、依頼された仕事は済みました

キバナ
そりゃ、良かったよ
あっ、依頼とか仕事とかって研究家の姉ちゃんに聞かれたら、本職がバレてまずいんじゃ…
いえ、それは…
ソニア
キバナくん…
キバナ
えっと、バレるとかまずいとかって言うのは
言葉の綾みたいなものでそれで…
キバナさんも、それで誤魔化そうとするの微妙な気が……
ソニア
落ち着いて、そう言うんじゃ無くて私も…
ダンデ
ソニアもあなたくんがポケモンレンジャーだと知ってるぜ!
キバナ
なんでダンデが言うんだよ!?
あーでも、良かった。まぁ、研究家の姉ちゃんが知ってる理由が気になるけど
ダンデ
俺は、ソニアとキバナが連絡先交換してる理由が気になるぜ
え、そこ重要ですか?
ソニア
別に、仕事で必要があったからよ。
キバナさんが講師を務めてるナックルユニバーシティで時々、お婆さまの研究資料を使うからその手伝いの連絡とかにね
ダンデ
そうなのか
あなたくんはユニバーシティとかには行かないのか? レンジャースクール首席卒業の君なら入学出来ると思うんだが

 …学校、か———
           ———《一瞬だけ回想》———
モブ
1人で何もできないくせに
モブ
お前さえ居なければ…
モブ
人の心を持ってないバケモノが!!!
あなた

でも、私はジムチャレンジをする為にガラルに来ましたし…いつ仕事が入るかも分からないので

キバナ
それなら、問題ないぜ!うちはホームエデュケーションもやってて、ジムチャレンジは対象になってるからな。あなたの年齢だと飛び級入学の試験受けて、入学式の後は生徒になれるぜ。ジムバッジ集める必要はあるけどな

……生徒になれば、学校の施設も自由に使える訳で、今まで見ていない論文とかも読む事が出来るかも

なにより
 通常の授業に出なくても良くて、やりたい事を学べるなら
あなた

分かりました。入試手続きをお願いしても良いですか?
試験後に入学費用は振り込んでおきますので

キバナ
了解〜試験勉強で分かんない所あったら教えるからなぁ〜
ソニア
私も力になるわ!
ネズ
俺も答えれる範囲は教えますよ
ダンデ
もちろん、俺もだぜ!!!
あなた

………あ、ありがとうございます?

ダンデ
ああ!
と言うかネズ、お前いつから…
ネズ
キバナが電話かけるのをずっと隣で聞いていましたが?
キバナ
うん、初めから俺様の横で通話画面見てたぜ
ダンデ
なるほど…
キバナ
それで?ダンデはいつ、俺様の愛弟子を返してくれるわけ?
見た感じあなたちゃんが仕事中って状況じゃ無さそうだし、奪い返しに行ってもいいの?
奪うって…
ダンデ
ダメだ…と言うか、せっかく来てくれたんだからこの辺りを案内したいぜ
みんな

 ダンデ(くん)が案内したら迷うから禁止! 
 
《↑キバナ・ネズ・ソニア》
ダンデ
そ、そんなに言わなくても良いじゃないか…
あなた

あはは…

キバナ
そもそもあなたちゃん、取り調べ中だっただろ
ソニア
えっ、あなたが捕まるなんて…
絶対、敵の罠か何かよね?
(その罠に引っかからなそうだけど…)
まあ、罠があれば気付きますし、作戦としてわざと嵌りにいかない場合は引っかから無い、自信しかない
あなた

いや、今回も違って

キバナ
受ける方じゃ無くて、尋問する方
あなた

尋問って…そんな手荒な真似はしませんよ。

ちょっとエスパータイプのポケモンと協力して、サイコパワー当てるだけです(ニコッ)

みんな
(想像より上の次元の手荒さだった…)
ダンデ
(サイコパワー…技では無いが、
ポケモンの攻撃(?)を人間に?)
ソニア
(それってセーフなの?力加減を一歩間違えちゃったたら洗脳……普通に尋問よりもヤバくない?)
ネズ
(こんな事、子どもにさせるって…警察組織
大丈夫なんですか?)
キバナ
俺達の師匠           ワタルさん(四天王兼警察組織高官)が
ポケモンマフィアの構成員 ロケット団の下っ端
 『破壊光線』 撃ってるから、
確実にその悪影響受けてる …)
なぜか皆、固まってしまった
動いて欲しい。
あなた

あの…

ダンデ
ああ…大丈夫だぜ
キバナ
少し驚いただけだからな
あなた

それなら良かったです
あ、通話切って貰っても構いませんか?

キバナ
え…なんでこの流れで?
ネズ
あなたがそっちにいる理由とか何も聞いてないままなんですが
あなた

もうすぐ、ホップさん達がここに着きそうなので

ソニア
確かに、ダンデくんの依頼内容(?)をホップ達に聞かれたらあなたがレンジャーだって今度こそバレちゃうわね
ネズ
マリィと同年代の子には隠してるんですね
それは、まあ…
あなた

無用な危険には巻きこみたくありませんので

ダンデ
……
 
キバナ
じゃあ後でかけ直すから、ダンデ弟達との用が終わったらまた出てくれ!
ソニア
はーい
キバナさんが通話を切ったタイミングで、ドアが開いた