〜研究所〜
ダンデさんが扉を開けるなり、ワンパチが飛び出して来た
少し撫でて貰った後、私の方へ尻尾を振って飛び込んでくる。ちょうど受け止めたタイミングでこの建物の主人たる博士……の孫のソニアさんが姿を見せた
まぁ、色々あって…
?
伝説が眠る場所なので当然ですが、行き先を伝えてなかったんですね…
キバナさんも、私がポケモンレンジャーだと伝えていいか分からなくなった結果、語弊のある言い方に…
ソニアさんは通話のあったスマホロトムをスピーカーフォンにして、画面を全員に見えるようにする
いえ、それは…
キバナさんも、それで誤魔化そうとするの微妙な気が……
え、そこ重要ですか?
…学校、か———
———《一瞬だけ回想》———
……生徒になれば、学校の施設も自由に使える訳で、今まで見ていない論文とかも読む事が出来るかも
なにより
通常の授業に出なくても良くて、やりたい事を学べるなら
奪うって…
《↑キバナ・ネズ・ソニア》
まあ、罠があれば気付きますし、作戦としてわざと嵌りにいかない場合は引っかから無い、自信しかない
なぜか皆、固まってしまった
動いて欲しい。
それは、まあ
キバナさんが通話を切ったタイミングで、ドアが開いた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。