第12話

ガラルTOP3ラストの1人!スパイク兄妹
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2022/11/05 19:32
〜ネズ視点〜
キバナ
妹の可愛いがり方を教えてくれ
はぁ?
いきなり緊急招集だと呼び出されてナックルジムまで来てみれば…

そもそもキバナに妹いたんですか?
キバナ
俺様いつもネズとかダンデの弟や妹の話聞いてただろ?実はすげー羨ましくてさ、ずっと欲しかったんだよな
キバナ
そしたら最近、妹みたいな子ができて…つまり、メチャメチャ甘やかして可愛がりたいんだよ!
いろいろとツッコミてぇですが…

とりあえず、
妹は欲しいからってできるモンじゃねーでしょう!?
ネズ
はぁ…
コンコンコンッ
キバナ
入っていいぜー
あなた
失礼します、キバナさん。
!お客様がいらしてたんですね、すみません
キバナ
いいんだよ、ネズはそういう奴じゃねーから
そう言うやつってなんですか

…まあ別に良いですけど
ネズ
キバナの許可があってから入ってでしょう?
俺の事は気にせずに話をしてください
あなた
…ありがとうございます。
宝物庫にある資料をまた見たいんです。
キバナ
もちろん良いぜ!
今日はどの時代の資料を見るんだ?
あなた
えっと、今日は時代を決めずに地歴の方を見るつもりです
キバナ
なるほど…昔から変わない建物が建ってる所が多いから、ナックルはあんま面白くないかもしれねぇな
そういう、やる気を削ぐような事は言わねー方がいいのでは
キバナ
このジムの城だって、ガラルが出来た時にはあったはずから3000年ぐらい前から建ってるし
すげぇ前じゃねーですか
あなた
でも、このお城のてっぺんには何か機械がありますよね
あれは新しそうですけど
キバナ
あーあれなぁ…
ネズ
ぶっ飛んだ男が数十年前にひっ付けたんで、あんなの、気にしなくていいですよ
あなた
っ!…すみません、そろそろ行きますね
お話中失礼致しました
部屋から出て行ってしまいました

あのぶっ飛んだ考えの男…ローズの事を話すと、つい
声のトーンが低くなっちまいますね

怖がらせてしまったのでしょうか…


キバナ
…!可愛いだろ〜
ネズ
…まさか、今出て行った子が妹とか
言いやがりますか?
キバナ
ああ!自慢の子(((
ネズ
どっから誘拐してきたんですか!
キバナ
お、おう…とりあえず誘拐して無いから
落ち着けー
誘拐じゃねーなら、マリィと同年代の子
どこで拾ってきたんですかねー
キバナ
そう、疑いの目を向けるなって…
本当はジムチャレンをやりに来てて
ここで預かってる子だから
ネズ
…でしょうね
あんな出来の良さそうな子がキバナの妹な訳ねーです
キバナ
出来が良いとか超えてフツーにすげぇんだよな俺様の相棒達と直ぐ仲良くなるし、ポケモンフーズ作れるし…
ネズ
ポケモンフーズ作るって…もはやトレーナーなんですか?
キバナ
えっ、もちろん。
それより、あの子の可愛いがり方だよ
どっか行きたいとこないか?って聞いても、ブティックとかカフェとかには興味無さそうで
店のチョイス、映えに全振りし過ぎが原因じゃねーですか?
キバナ
代わりにワイルドエリア行きたいって…まあ、危ねぇから止めたんだけど。
そしたら、今度はこの地方について勉強したいって、ずっと宝物庫に通い詰めてんだよ〜
それは、真面目と言うか何というか…
ネズ
ワイルドエリア…ポケモンに興味があるのは分かりますよ。
でも危険な事をさせずに、可愛いがる方法なら知ってますから教えてやるとしましょう!






















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〜あなた視点〜
執務室を出て———


ナックルジムの裏手の路地…この辺なら誰も来ないよね?

頷くルカリオにイーブイの抱っこを代わって貰い、
キャプチャ・スタイラーの電源を入れた

さっき本部から緊急連絡が入って、急いで執務室出ちゃったけど…
 不審に思われて無いよね??

うん、平気なはず…
それよりも早く緊急の内容を——
あなた
お疲れ様、
こちらあなた。
あなた
海の王子のたまごがガラル地方に?
異常気象による海流の変化で、通常はホウエン付近にある
はずがガラル付近に来ているらしい

 それを捕らえようとする多くのハンターと共に…
あなた
なるほどね…
たまごを追っているレンジャーは別にいるん
でしょ?
あなた
元からガラルの警備は任務の内だったので
オペレーター業務、了解。  それと(((
 ルカリオ『あなた!』
私のパートナーのルカリオは波動を自由自在に扱えて、その力で人間の言葉を話すこともできる

まあ、私がポケモンと話せるから、ほとんど話さないけどね。今のも、普通の人からしたらただの鳴き声に聞こえるし


それより、仕事中に話かけてきたって事は…
あなた
すみません、少し用ができたみたい。
何か変化が有ればまた報告して。
キャプチャ・スタイラーの通信を切り、イーブイを抱えてルカリオの向かう方へと付いて行く
 ルカリオ『通り近くの路地でポケモンが暴れかけている。数は1匹。抑えようとしたトレーナーとこっちに来る』
”ポケモンの種類は?“と聞こうとした時
 ルカリオ『あなた、下がれ!』
マリィ
っわぁ!
角から女の子が飛び出して来た
もう少しでぶつかる所だった…って

驚いた女の子が転びそう!
あなた
ルカリオ、サイコキネシス!
マリィ
ヒャァッ
間に合った…   ひとまず、着地させた時

女の子が抱えていたポケモンが踠き出した
マリィ
ちょっモルペコ、落ち着いて!
なるほど…暴れかけていたポケモンはモルペコで
そのモルペコは‘はらぺこもよう’になっている

ここまで分かると解決策も…
あなた
はい、もし良かったらこのポフレどうぞ
マリィ
あっ!モルペコってば
差し出したポフレを完食したモルペコは落ち着いてくれたみたい…良かった
マリィ
あ、ありがと…
急いで出かけたからモルペコのおやつ持ってなくて、助かったと
マリィ
でも…知らない人から食べ物貰ったらダメってアニキから言われとー
…どうしよう
あなた
私はあなたと言います。
パートナーはルカリオとイーブイ。
これで、知ってる人になりましたので、
お兄さんに怒られ無い—でしょうか…?
マリィ
あたしはマリィ。この子はモルペコ。
えと、アニキの方はたぶん大丈夫と思う…
あなた
それなら良かったです
急いでいたんですよね?大通りまで案内しますよ
マリィさんの方が少し跳ねたのが見えた

…何かに怖がっている?
マリィ
う、うん。アニキの忘れ物、早く届けんと…
あなた
…せっかくなので、私達も一緒に行っても良いですか?
マリィ
あっ!うん、よかよ!
確か…ナックルジムに行ってて、アニキはネズって言うばい
あ——キバナさんとさっき話していたあの人…

うん、確かにマリィさんと似てる気がする
マリィ
…あなた、大通りの方行かんとナックルジムまで行けん?
あなた
…理由を聞いてもいいですか?
マリィ
さっき…町を出てから誰かに
見られてる気がして……
ずっと見られる気がするって…
あなた
   付けられてるって事…?
マリィ
どうしよう…やっぱりジュンサーさんとかに言った方がいいんかな……





なるほど、つまり…



 要人警護って事か!

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