〜2番道路〜
〜ダンデ視点〜
あなたの声を聞いてようやく2番道路にたどり着いた
なるほどホップはポケモンセンターも案内してたのか
それは…ナビや地図を何度見ても読める気がしないんだよな
差し出されたロトムスマホの画面を見ても…って
図鑑の使い方も分かったのなら、トレーナーとして次は…
ひとまず、俺はモンスターボールをホップ、マサルくんとユウリくんにあげた
……
ホップ達にあげたのと同じ数のボールをあなたに渡す
たぶん、後で返されそうだな…
俺としてはそのまま受け取って貰っても良いんだが
そういえば、あなたとポケモン達の出逢いって聞いたことが無かったな……
やっぱりと言うか、なんか納得だな。
いつも乗っている頭の上から下ろして、あなたの腕の中に抱えられているイーブイをユウリくんが撫でて「かわいいー」とか「すごい〜」とか言っている
今度、仲間になった時の事を聞いたら答えてくれるだろうか? 答えて欲しいな……
マサルくんの方に目を向けると、ポケモンが俺の横を通り抜けて行った。あれは…
えっ!
…イーブイはボールでゲットしたんじゃ無いだろうな
だけど、あなたがモンスターボールを使うのは実際、見た事がないから見たい!
あなたがボールのボタンを押して大きくし、両手で振りかぶる———が、
?何かあったのだろうか、投げるのをやめてしまった…
???
すごい詳しく知ってる…
と言うか、それなら余計に何故ボールの投げ——
! まさか———
だから、当てても痛くないのかと、言う疑問に……
あなたが渡して来たボールを反射的に受け取り、投げる
気づくと、ゲットできていた…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。