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私は好きな人🅰がいた
下品だけど、一緒にバカをするのが楽しくて
一緒にゲームをしてたら
何時間も時間を忘れてやりこんで
ガキでうるさくて
だけど好きだった。
それと反対に大嫌いな奴、🅱がいた。
その大嫌いな🅱には好きな人がいるらしい。
🅱は性格が悪くてみんなに嫌われてるようなやつのくせに
面食いだから恋なんて叶ったことがないだろう
ある日、等々私は決意した
本気の恋はしたことがなかった私は初めての恋に浮かれていたと思う
だって。5年間の恋をしていたと言っても小学生の間の話。
今では2年しか関わってない🅰が大好きだったから
告白をすることにした。
🅰『何?お前から誘うの珍しいな』
『まぁね。レベル上げしたかったし』
🅰『なんだよそれwまぁやるかぁ〜』
ゲームをするという底で
あいつの家に行った
いつもは楽しいはずのゲームも怖くなった
どこの乙女ゲーだよ
そして1時間後、口に出した。
もう後には引き下がれない
『ねぇ。私、🅰のこと好きなんだよね』
🅰『え?』
🅰『冗談キツいわwおっあっちに敵おるぞ〜』
『おっマジ?りょーかい応援行く』
もう2年間の恋、終わっちゃった
初めての告白。振られたこともない。
どんだけ馬鹿なんだろう
ガキなんだろう
なんで人は人が好きになっちゃうんだろう…
その日は枕が沢山濡れた
明日洗わなくちゃ
🅱『なぁLINE交換しようぜ』
『は?なんでお前なんかと』
🅱『ゲームしとるんやろ?ついでに🅰のやつも教えてやる』
『…もう知ってるから。てか余計なお世話。なんで好きなこと知っとんねん』
学校に来たらこれだよ…
同情なんてして欲しくないから多分振られたことを言えない
しばらくして何故か🅱と仲良くなった。
なんか同情されて優しくされた
嫌味か?
でも『振られてから優しくされたら好きになっちゃう』ってのはほんとだ。
今思うと馬鹿だったと思う
🅱と付き合うことにした
私から告白した。
でも🅱は他に好きな人がいる。
しかもコイツ、ガチ恋とか言ってたぞ?
面食い野郎め
あっさりと
🅱『いいよ』
って言われた
意味わかんない
…付き合いたかったわけじゃない
付き合ってしばらくは順調だった。
でも1ヶ月経って
束縛が激しくなってきた
🅱『なんで今日は電話出来んの?』
🅱『俺めっちゃ楽しみにしとってんけど?』
🅱『は?うわぁw嫌いやわァ』
コイツ、メンヘラになったり束縛野郎になったり
わからん。
こんな恋愛がしたかったわけじゃない。
でも私は負けず嫌いだから
性格を可愛くした
できるだけ望み通りにしたし
なんでも合わせた。話も。趣味も。考えも。
でも。
🅱『リスカとかするやつの気持ちがわからんw
辞めれんとか言ってるけどほんまは辞めれるやろw』
やっぱりここで吹っ切れた
もうこいつは手遅れ。
気持ち悪い。
タヒんで欲しい。
元はと言えばコイツのせいで…
『あ?ふざけるんじゃねぇーよ』
『生きるのが辛い人の逃げ道。
ちょっとでも明日も生きようと思ってる心を侮辱すんじゃねぇぞッッ!!!!』
『何が辞めれるのに辞めてないだけだ
ホントの辛さを知らないから゙ッッ!!!!』
『そんなことを言えるんじゃねぇのか??????クソ野郎がッッ!!!!』
叫んだ。
もう知らない。
今まで作ってた可愛らしい口調も
偽ってきた自分も知らない。
『『別れよう』』
コイツも別れるとは思ってなかったらしく
間抜けな顔をしていた
何とか引き離したけど
しつこい
何回も告白してくる
しょうがないから
『好きな人が出来たから』
そう言った。
🅱『🅰かよ…』
『さぁね』
しばらく大人しくなったと思えば
🅱『なぁお前が🅰に告白した時、🅰がどう思ってたか知ってるか?』
🅱『…お前には言えないくらい酷かったぞ』
ウザイ
ウザイ
ウザイ
ウザイ
ウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイ!!!!
気づいたら涙が溢れてた
まだ🅰のことが好きだったから
裏でも告白していた。
4回も
でも話を濁されたり
無視されたり
それでもずっと好きだった
どう思われても良かった。
ただ……
『ごめん』
が聞きたいだけだった
振られたかった
そしたら諦めることが出来たから
🅱に告白したのも振られたかったから
もうヤダ…
信じていた友達に
初カレができたことを言ったのに
いつの間にか広まってて
ハブられて
こんなのが欲しかったんじゃないッッ!!!!
もう…死にたい…
あぁ…
『だから恋愛なんて嫌いだ』
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ここから先は黒く塗りつぶされている。
このお話は終わりらしい
『私は…ただ…振られ゙たかったの゙にッ…』
女の子らしいすすり泣く音が聞こえる
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。