第2話

【オルガとガンヒルト②】南凪自由学園の転校生姉妹の愛が重い方
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2024/03/28 11:18
キーンコーンカーンコーン……。
転校翌日。
オルガはすっかりクラスメイトと打ち解け、移動教室を共にできる友達ができた。
友達
古文の授業って眠くなるよねー!
さ、次理科室まで移動だから一緒に行こ!
友達
オルガちゃん、教室の位置とか
あんまり把握しきれてないだろうから
案内してあげないとね!
オルガ
オルガ
わぁ!いいの〜?
ほんとに助かる!ありがとー!!
2人とともに理科室まで続く廊下を歩くオルガ。
友達
あっ、そうだ!今日一緒にお昼食べない?
オルガちゃんの弁当見てみたい!
友達
昨日はオルガちゃんお昼になったら
そそくさと教室出て行っちゃうからさー、
声かけられなくて
オルガ
オルガ
あ〜、お昼……
ごめん!あたし、妹と食べるから!
友達
あぁ、あの噂になってた…?
なんか、姉さんのためにどうこうって
言ってるんでしょ?
友達
あーそれ私も中等部の妹から聞いた!
オルガ
オルガ
あの子、ちょーっと手がかかるから…
あたしよりかしこくて強いんだけどね
友達
まぁでも、そういうことならまた今度
一緒に食べようね
オルガ
オルガ
うん!誘ってくれてありがとねー!
 
一方、中等部にて
ガンヒルト
ガンヒルト
(早く昼にならないだろうか…姉さんに
早く会いたい今頃何をしているのだろう
たしか時間割からすると今は理科の授業
を受けているのか)
ガンヒルト
ガンヒルト
(私は姉さんがいないと始まらないんだ
姉さんのやりたいことは私のやりたいこと
姉さんの夢は私の夢だから)
キーンコーンカーンコーン
ガンヒルト
ガンヒルト
(……チャイム!!)
ガンヒルトは勢いよく教室を出て、高等部の方へ駆けて行った。
 
オルガ
オルガ
あ、いたいたー!
ガンヒルト、こっちこっち!
ガンヒルトはオルガに手招きされる。
オルガ
オルガ
いい場所見つけたんだ!
屋上で食べようよ!人も少ないし!
ガンヒルト
ガンヒルト
うん
オルガはガンヒルトの手を引いた。
ガンヒルト
ガンヒルト
(あぁ、姉さんの手の温もり……
数時間ぶりの姉さんだ……っ)
ガチャ
オルガ
オルガ
じゃーん!すっごい広いよ屋上!
天気も良いしぽかぽか!なんだか眠く
なっちゃうよ〜
ガンヒルト
ガンヒルト
うん、そうだね
じゃあ、ここに座って食べよっか
 
ガンヒルト
ガンヒルト
姉さんが作って来てくれた弁当…
すごく美味しいよ、ありがとう
オルガ
オルガ
えへへ!特にこのタコさんウインナー
なんかどう?
ガンヒルト
ガンヒルト
うん、可愛いし美味しい
自信作なんだね
モグモグ……
2人は弁当を食べながら、他愛もない話をする。
今日の出来事や、将来の夢。
ちなみに神話を聞くのは夜のお楽しみなので、この場ではあえて聞かないし話さない。
オルガ
オルガ
でね〜……
あっ、ガンヒルト、米粒が!
そう言って、オルガはガンヒルトの口元に付いた米粒を手でひょいとつまむ。
そしてパクッと食べた。
ガンヒルト
ガンヒルト
……!!!
その瞬間、ガンヒルトに電撃。
ガンヒルト
ガンヒルト
(私の、理性が……!!)
プチッ(何かが外れる音)
オルガ
オルガ
あれ、がんひると……?って!
ここ学校だよ!?ダメだって!
ちょっとま──


こうして2人の楽しい楽しい時間は授業が始まるギリギリまで続き、息を荒くして帰ってきた姉妹に周りの生徒たちは疑問を抱きましたとさ。

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