少し前に戻るよ!
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つい先日の事、家に1通の手紙が届いた。それは私(炭子)宛だった。中には「この封筒で、ずっと言えなかった事を歌にして書け。そして、宛先はこれだ。ここに送れ」と書いてあった。
カキカキφ(..)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーということがあってから3日後。その返事と思われる手紙が来たのだ。
カサッ
炭子は顔を赤く染める
と言いながら手紙の中を取り出す
私が書いたのは、有名な恋の歌。「からくれない」にしようか迷ったけど、伝えられてない思いがあったから、恋の歌の方にした。
私はこの封筒でもう一回送って見ることにした。もちろん、上の句だけ...。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!