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2018/02/02

第2話

2
わたしは、歩み寄った、

そして、もう一度笑いかける。

「おじいさん、この辺に住んでるんですか?」

「いいや」

「じゃあどこから来たんですか?」

老爺が笑った。

それは嬉しそうに。

「分家の人間はなぁ、いないほうがいいんじゃ。だからのお、ひとりひとり始末せんといかんのよ」

「え」

その直後、後頭部に衝撃が走り、意識が遠のいていった。


この国の王族には、本家と分家があった。

ひどく仲が悪かった。

殺しあうほどに、関係が劣悪だった。



分家は本家にとって、邪魔な存在。


いつも機会を狙っている。


だから、用心しなければいけなかった。