第7話

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2018/02/05 09:53

わけがわからない。

「ククっ」

男が意味深な笑い声を上げる。

「……? な、なん……ですか?」

わたしは首を傾げた。

「お前、歳はいくつだ?」

「……? 18……です」

「そうか……それは……」

「っ……」

ゾクッ。



背筋が凍った。

ニヤリと片方の口角を上げて笑う男。


ねっとりとした視線が、わたしの身体を舐め回す。


「おまえは、さぞうまそうだ」


それは、まるで獲物を見つけた狼のようだった。

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