雄英の先生だという汚い人(名前忘れた)に案内してもらいなんとか辿り着いた演習試験の会場。
すでに殆どの人が集まっているようで案内されながら来た私に注目が集まった
気まずいです
まぁ……知ってる人いるわけじゃないから別に……
ボーッとしてたらふと耳に入ってきた会話
……朝も似たような会話聞いた気がする
そう思いあたりをキョロキョロと見渡すと、
ちょうど私の隣に立っていた男の子と目が合った
不良だ。不良がいる。
にしてもこの顔どこかで…………
何だこの失礼なやつは
そして思い出したけどこいつ朝私にぶつかってきた人だ
おっと口が滑ってしまった
でも最初に言ってきたのは向こうだし
なんか怒ってるけど気にしない気にしない
こういう人のことをガキって言うんだろうな
別に私は雄英合格に執着してないし
ダメならダメで全然良いからそんなこと言われても興味ない
………………けど
こいつには負けたくないな、なんて
そう思った自分は、自分らしくない
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。