ー次の日ー
私は急いでボタンを外した。さとくんの体は細く、見てて恥ずかしくなった。
さとくんは眠そうながら手をしぶしぶ上げた。
私も急いで支度し、終わったらマネージャーさんが来た。
みんな車に一斉に乗り込み、出発した。
私の隣はさとくんと潤くんで、さとくんは私の肩にもたれかかって寝ていて、潤くんはあくびをして眠そうだった。
潤くんの頭が自分の肩に乗っかった。
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家を出てから1時間弱ぐらい経った。
そういうと、雅くんは、さとくんの耳を思い切り後ろから引っ張り、和くんは潤くんの耳にフーと息を吹きかけた。
和くんと潤くんはそのまま撮影場所へ行きます。他の3人と私は楽屋で待っていた。
私はその言葉に反射的に口を開けた。
私は恥ずかしがりながらも口を開けた。
口に入ったのはチョコレートだけでなく、チョコレートを摘んだ翔くんの指もだった。
翔くんは自分の指を私の舌に絡みつくような動かし方をしている
翔くんのドS!と心で叫んだ時だった。
自分の口から翔くんの指が抜けた。
翔くんはチョコレートが入った袋をさとくんに渡した。すると、さとくんは1個袋から取り出した。
私はおずおずと口を開けた。
さっきは、ちゃんと味わっていなかったが、もう一度食べるとすごく美味しかった。
コンコン
誰かがドアをノックした。
スタッフさん「二宮さんと松本さんの撮影終わったんで、準備して撮影場所までお願いします。」
バタン
3人は出ていった。
ムワッ
私はウォーターサーバーを見つけ、1杯水を飲んだが熱さはなくならず、むしろもっと熱くなっていく。
5分後、ドアが開いた音がしたのですぐ立ち上がった。
和くんは私の額に手を置いた
和くんはびっくりして手を離した。
潤くんはさとくんがテーブルに置いた袋に入ったチョコレートを私に見せた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。