誠也side
なんなんやろ、このモヤモヤ
さっきやって絶対、佐野。あなたと電話してたで
え、なんでなん!!
今日、俺の誕生日やで!!
まさか、佐野と出来とるとかないよな…。
それはまさかのまさかよな。
んな、わけ。
とりあえず、家帰って飲むか…。
ガチャッ
誰もいない部屋にそう呟いてはいると…
ぱぁぁぁぁん
と、クラッカーの音
俺の脳内は真っ白になった
軽くパニックなんやけど笑
どーゆーこと笑
まさか過ぎるやろ
今日の主役のタスキに
ケーキの帽子を被ったあなたが
ケーキを持ちながら登場してきました笑
超絶かわいい
帽子が合ってなくて目が少し隠れてる感じとか
ケーキの手作りなのに凝ってるとことか
全部がかわいい。
ん??佐野??
まって笑
てことは
この前一緒に遊んでたのも
最近、ずっと電話してたのも
全部全部これのため??
え、嫉妬してた自分が恥ずかしいんやけど笑
あぁ。除きこまれてる可愛すぎやろ
顔赤くなってるのを見られたくなくて
おれはあなたに抱きついた
なんて言うたけど
あなたがどんどん俺の匂いになっていけばええのになんて思ってる笑
といってご飯を食べることに
あなたがチキンとか買ってきてくれてたんで豪華ですわ笑笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!