第24話

胸 き ゅ ん
2,013
2020/05/28 07:45







( 学校 昼食時間 )












『 ね、一緒に食べよ 』






女子「 ……(無視)」






『 …… 』






渡辺「 ねぇねぇねー、おいでよ!」






女子「 行く!」






女1「 来な 笑」






『 …… 』








『 ……キョロ(周りを見る)』











(女子みんな各々固まって楽しそうに食べてる)













『 …… (自分の席に座る)』

















優也「(大原の弁当を取る)」






『 ……??』






優也「 おかず、分けてよ」






『 …え?嫌だよ 』






優也「 母ちゃんの作った弁当だけじゃ足りないの、一緒に食お?」






『 嫌だ。ダメなの!』






優也「 なーんで、頼む!」






『 嫌だ!』






優也「 マジで、マジで頼む!おーねーがい!」






『 ねえ、ちょっと、自分で買って 』






優也「 お願いお願い!」










渡辺「 ……(睨)」
















帰り














渡辺「 ねぇ、」






女1「 …… 」






女2「 …… 」






渡辺「 ちょっといい?」






『 …… 』




















人気ひとけの無い校舎裏)
















女1・2「(大原を押す)」






『 …… 』













渡辺「 いい加減にしなよ 」






渡辺「 優也くんの幼馴染だからって、調子乗らないでよね?」






『 ……調子に乗ってなんか』






渡辺「 あんた 、優也くんになんて言われてるのかわかってんだよね?」






『 …… 』






渡辺「 ブスだよ、ブースー 笑」






女1「 はははっ笑」






女2「 爆笑 」






『 …… 』






渡辺「 あんたみたいなブスは、優也くんにふさわしくないんだから、気安く近ずかないでよ。」













『 なんであなたたちにそんなこと言われなくちゃいけないの?』













渡辺「 笑……(大原を倒す)」






『っ……』














渡辺「(しゃがむ)ブスが生意気なんだよ」






『 …… 』















もう 、私の心は折れかけていました……















しかし、その時でした。



































優也「 酷い言われようだな〜 」














『 優也…!!! 』





















優也「 みんなこいつと仲良くしてやってよー、俺の幼馴染なんだからさ?」













渡辺「 ねぇ、優也くん。
いくら幼馴染だからって、無理に仲良くする必要ないんじゃない?
こんなブスと 笑」













優也「 え?」













『 …… 』













優也「 ふっ…笑
あのさぁ、悪いけど……」




















優也「 こいつのことブスって言うの辞めてくれる?」













渡辺「 …え?」






優也「 こいつにブスって言っていいの、俺だけだから」






『 …… 』





















優也「 ていうか、香恋のことブスブスって言ってるけどさ」






優也「 人のこと悪く言ってるお前たちの顔の方が、結構ヤバいことになってるけど 」

















渡辺「 ……行こ 」










































優也「 ほら、立てよ(手を差し伸べる)」




























『 優也は、女心を全然分かってない 』













優也「 どうして?」














『 …ホントにブスでも、ブスなんて言われたくない』













優也「 冗談に決まってんだろ?なに本気にしてんだよ。」














『 女は、いくら冗談でも、ブスなんて言われたくないの 』




















優也「 そっか…ごめんな 」













『 …… 』




















優也「 ほら、立てってば(手を出す) 」













『 ……(優也の手を取る)』
















ギュッ













『 ……!? 』


















優也「 そういう香恋こそ、男心わかってないんじゃない? 」













『 ん、?』













優也「 …男っていうのは、本当に思ってることを、そう簡単に素直に言えないんだよ 」

























































































































優也「 マジで好きな女には 」




















『 ……!?』













『 冗談辞めてよ… (離れる)』













優也「 冗談なんかじゃないよ 、本当に」













『 ……(優也を見る)』






優也「 香恋ほど可愛いと思う子、この世には居ないよ」













『 ……バカ』













優也「 はい残念!!バカは勉強すれば直るんでーす笑」






『 ちょっと何今のー笑 』






優也「 バカじゃん笑 」






『 バカじゃないし!笑 』













それ以来 、優也はちゃんと

愛情表現をしてくれるようになりました。



























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