第34話

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2,630
2021/04/20 10:00
Hayun
Hayun
  あなた、今日は  
リビングで寝てね。







と、私の布団を敷いてくれた。









Hayun
Hayun
  じゃあ私はヨンジュンくんの  
様子見てくるから
y
y
  うん、  








ドアへ向かうお母さんの体は、左右に揺れていた .





そして、














バタン 、














Hayun
Hayun
  ……、っ  
y
y
  お母さん、!?  








すぐに駆け寄って、お母さんの体を起こすと









Hayun
Hayun
  ……っ、もう嫌だ、  








悔しそうに、儚そうに涙を流した。





次々と流れる涙の意味が、私には分からなくて









y
y
  どうしたの、  
y
y
  何が嫌なの?お母さん、  
Hayun
Hayun
  ……ユンギさんと、  
全然連絡が取れないの、、
Hayun
Hayun
  仕事で忙しいのは、分かってる、  
Hayun
Hayun
  でも今日は、1回も返してくれなくて、  







浅く呼吸しながら、答える姿は私も見ていて苦しいものだった。







Hayun
Hayun
  ねぇあなた、私じゃ、  
ダメだったのかな、
Hayun
Hayun
  私、恋しちゃダメだったのかな っ、  
 





そんな事ないのに、





お母さんは恋をして幸せになるはずなのに。









y
y
  ダメじゃない、  
y
y
  お母さんは幸せになるの、  
Hayun
Hayun
  でも、最近、  
ユンギさん冷たいの、っ
y
y
  え、?  







冷たい 、? あのユンギさんが ?





でも、冷たそうな人っていう印象はあった。








Hayun
Hayun
  朝の食卓の中で  
ユンギさん一言も話さないでしょ?
y
y
  、、  







そう言われてハッと気付いた。





私はその件については、目を背けていた。














y
y
  認めたくないけど、  
そうだったね、








ユンギさんと会うのは朝のみ。





4人で食卓を囲んでご飯を食べる ,






お母さんが笑顔で皆に話しかけた時、





私とヨンジュンだけが反応してる。






ユンギさんは無反応で黙々と食べてて ,






しまいにはまるで独りで過ごすかのように






テレビを見たりぼーっと何処かを見つめていたり ..












最初の頃は、ヨンジュンとユンギさんは気まづい中でも会話はしてた。





私達が気を遣って二人を会話させたり、







今はそんな事をしても、ユンギさんが全部無視して






食べ終わったら "ご馳走様、"って行って部屋を出ていく.











y
y
  なんか、変わっちゃったよね、  








今まで言えなかった 。





言いたくなかった、認めたくなかった、











知らない間に ,






私達の家庭は着々と崩れ落ちていってたんだ。









ヨンジュン、違うよね ?











ユンギさんが不倫 "なんて無いよね ?











そもそもユンギさんに言ってくれたのかな ?













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