第25話

最後の6月を迎える君 ~るぅころ~
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2021/01/13 11:10

るぅとくん視点↓↓↓
るぅと
るぅと
……どうしたんだろ、、
るぅと
るぅと
ころちゃん…。



遊ぶ約束をした日、










僕が、ころちゃんに告白しようとした日、









その約束はあっけなく無くなった。









都合が悪くなったのなら仕方ない、、










"でも"








るぅと
るぅと
なにか引っかかる、


ころちゃんは


昔から僕と一緒に居てくれる。






何があっても、離れて行ってしまうことは無かった。






いつもそばに居て、一緒に笑って、









いつからか、、好きの感情が





愛の方に変わってた。








僕の大好きな人。大切な人。

るぅと
るぅと
会いたいな、、
るぅと
るぅと
今日は、会えるかな?
るぅと
るぅと
突然行ったら、ころちゃん
どんな反応するんだろ…
るぅと
るぅと
…………
るぅと
るぅと
ふふ(* ´ ˘ ` *)






混乱してるころちゃんの様子を想像しただけで



自然と笑みがこぼれる。








行ってみよ、、






会って、話したい。







まだ、告白は置いておこう。





楽しい関係をまだ続けていたい、








るぅと
るぅと
よし。準備しよ、!



ーーーー▼▼





るぅとくんとの約束を破っちゃってから



一週間程たった…








今日は病院の日だ。。







"ヤダな、、"







そう__




現実から逃げようとしてる自分がいる。







逃れることの出来ない、暗い暗い僕の未来。







光ることの無い道を、




たった一人で歩いて、立ち止まって、また歩いて








この道の"分かれ道"はきっと無い。



ずーっと、暗い未来へ進んでいく。









ころん
ころん
そろそろ出よ。



ーー▼▼
ころん
ころん
ふぅ……。



深呼吸を一度だけして





病院へ入る。









……その後は普通に診察をして、




病状の進行具合を教えてもらって






皆には隠し通して、



僕は、6月に死ぬ予定を立てていた。












まさか、、あの人に




病院へはいる姿を見られていたなんて__。





そんな事知る由もなく




僕は家に帰った。







ーー▼▼




その日はただ、散歩に出かけただけだった。










気分が乗らなくて、



家の中に居たら息が苦しくて、







丁度、大きな病院の前を通り過ぎた時







見覚えのある横顔が見えた。







嘘だと信じたかった。



でも、俺が見たころちゃんの顔は凄く深刻で




今にも恐怖で腰が抜けそうな、






苦い苦い表情だった。







俺は
莉犬くん
莉犬くん
ころちゃん……?



嘘だ…。








震えながら、彼の名前を呼ぶことしたできなかった
 

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