悪意たっぷりで言った
それにカナヲをあいつと長い間一緒に居させるなんて私が嫌だよ←
ふぅ...
普通にトイレ行こ...
早くみんなのとこ行かなきゃ
愛しのカナヲちゃんに会いたい←
え、これっていわゆるナンパってやつ?
何気初めてなんだけどw
嘘だけど...
なんなんこいつ?しつこいなぁ...
いい加減戻りたいんだけど
見て!カナヲの真似!←
あの...
小声で言っても聞こえちゃうんですよね
なんかごめんなさいね(((
そうして私は人気の少ないところに連れてかれた
いや、別にふり払えたけどね?
どうせなら痛い目に合わせてから返したいじゃん←
え、めっちゃ自分勝手w
向こうが手を出してからやる
悪者にはなりたくないもんね!←
そんなことを考えていたら早速来ました
正面から突っ走って殴りかかってくるとか馬鹿なのかな?
しかもめっっちゃ遅い
余裕だよこんなん
相手のみぞおちに蹴りを1発食らわせる
嘘でしょ
まだ殴りかかってくんの?
諦めてくださいよ...
一方善逸の方では...
そしてあなたの方では...
ちょっと早くなった?
まあ、遅いけどね
私もこれで終わりでいいか...
なんで我妻が来たの...?
てか来なくても倒せるけど←
低い体制のまま雷のような速さで相手のみぞおちに1発
もちろん相手は気絶
大丈夫私は何もしてない
何も罪は犯してない←
え、なんでこんな怒ってんの?
てか、壁ドンしながら喋んの?こいつ
私変なこと言ったかな...←
えぇ?
よく分かんないんだけど!
でも、嬉しかったな
今までだったら誰も助けになんて来てくれなかったから
みんな私に近づかない
別にそれが嫌でもなかった
だけど、走って私の所に来てくれたり、相手のことやってくれたり←
そんな人は我妻が初めてだったから
私だって言うのは恥ずかしいから!
だから本当か嘘かは私だけが知ってればいい
いつかは全部、本当の気持ちで言えたらいいな
ま、知らんけど←
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。