夏喜side
朝、起きてリビングへ行くとあなたの姿がない。
おかしいな〜
あ。なんかいた
くるまってる毛布の隙間から顔を出すあなた
雪だるまみたい笑
そう言ってまた毛布にくるまろうとするあなた
あ、そういえば寒いのダメだったな〜
あなた、冬、生きていけないじゃん笑
俺が手を広げて待ってると
遠慮がちに距離を縮めてくるあなた
可愛いけど…遅い。笑
俺は我慢できなくて、
やっと近くにきたあなたの手を引っ張った
ぽかぽかって…可愛いな
それからしばらくあなたをあっためてあげました。
冬はずっとこうしてあげたいな、
あ…みんながいないとこで
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。